台北AKB48 Team TP立ち上げ時のAKSとの関係を陳子鴻が語る

AKB48 Team TP運営会社社長・陳子鴻とメンバー3人が出演した、先日ご紹介したばかりのネット番組『娯楽郷民』2019/08/23放送分から、陳子鴻がAKSとの関係を語っている部分のみ日本語試訳する。

司会:こういうアイドルグループを管理するとき、DNAは日本発のものですが、陳子鴻先生はどのように現地化し、現地の特色を出し、同時にオリジナルの味を失わないようにしたんですか。それほど簡単なことではないですよね。

陳子鴻:とても難しいです。とくに日本人のやりかたはとても正確できちんとしていて、良かったのは彼らがなぜ日本で成功したのかをいきなり学べたことです。必ず成功する要素があるはずですから。それを学ぶことができました。

しかも彼らはSOP(標準業務手順書)をすべて渡してくれて、それに沿ってやるわけです。しかしオリジナルそのままではいけません。100パーセント日本のとおりにしてはダメです。台湾はやはり台湾なりの違った特色があります。

そのため(日本側との)コミュニケーションのプロセスでは実はとても苦労しました。今は比較的良くなっていますが。最初の頃は苦労しました。私は日本語ができませんし。

日本人とコミュニケーションを取るための、途中のプロセスはとても苦労しました。ただゆっくりと我々に実績が出来てきて、実は日本の本部は、今の私たちにはとても安心しています。

司会:成績を出したからですね。

陳子鴻:そうです。

司会:でも日本の芸能プロダクションにはその会社なりのルールがあり、しかも成功しているので、その同じルールに打破されてはいけません。

ただTPE48から今までのごく短い期間に、引継ぎをうけて、組織を作り直して、これだけ時間がひっ迫しているなかで、どうやってすぐに立ち上げるか、簡単ではありませんよね。

陳子鴻:まず、僕らの運営チームが素晴らしいからです。社員たちは若いけれど必死で、文字どおり夜昼となく仕事をしています。僕はいつも夜の11時、12時に退社していますが、社員たちはまだ仕事をしています。

彼女たちメンバーも負けまいと頑張っています。最初は以前の会社を引き継いで、すぐに始めなければいけませんでした。

こういうもの(アイドルグループ)は冷めてダメにしてしまってはいけません。一年後にむけてゆっくり準備するというのではダメです。

なので僕らは時間を思い切り圧縮しました。前の会社を引き継いでから1stシングルをリリースするまで、だいたい3か月強です。

実は日本の本部もどうしてこんなことが出来たんだと不思議がっていました。しかもMVの出来も非常に良かったですし。

司会:3人のメンバーのみなさんもこんなに大きな変化に直面したわけですが、内心どう思っていましたか。

みやび:実は新しい会社を陳子鴻先生が引き継ぐと知ったとき、とてもうれしかったです。すごい先生に交代して私たちを助けに来てくれたという感じでした。それで安心しました。なので子鴻先生を信じています。

先生は本当にすごいスピードで私たちを手伝ってくれて、すごいスピードでデビューさせてくれました。

たった一年の期間に活動停止から再デビューして、すぐにCDを出すところまで経験できるとは思っていませんでした。本当にスピードが速かったです。

司会:メンバーの皆さんはその若さで人生を理解できたということですね。ずっとうねった山道のようなところを歩んで努力して、ある日突然ぱっと明るい景色が開けたという感じで。とてもいい経験ですよね。

陳子鴻:今という時をもっと大事にするようになりますし。こういうチャンスは得難いものだと分かります。

司会:もしデビューしてすぐオリコン第1位になっていたら、こんなに大人しく謙虚に座ってませんよね。

陳子鴻:でも僕ら実はいま台湾のCD売上ランキングで1位になってるんですよ。

司会:でもメンバーの皆さんは今まで数年間頑張って来てますし。オーディションに合格してたった3か月で第1位になるのとは違いますよ。今をもっと大事にするようになりましたよね。

ただ現地化については簡単ではなかったんですよね。標準業務手順書がある中で、どうすれば他の都市のグループのような特色を出せるかということです。

陳子鴻:まず考えたのは、台湾の女の子は他の国の女の子とどう違うだろうか、日本の女の子との違いは何だろうかということです。

実は台湾の女の子が好きな男性のいる国はたくさんあります。どう表現したらいいのか分かりませんが。

みやび:優しい感じ。

陳子鴻:そう、やさしい感じ。日本の女性とも違います。日本の女性について僕らはいつも礼儀正しいという印象を持ってます。

ただ台湾の女の子はそうではなく自分の意見をしっかり持っているけれど、ナイスな感じです。とくに(中国)大陸の人たちから見ると、台湾の女性は言葉づかいが優しく聞こえるようです。

司会:3人のメンバーの皆さんは、私と年齢も違いますし、今の台湾の女の子と他の場所の女の子の違いや特色は何だと思いますか。

みやび:やっぱり優しいことですね。以前上海でイベントに参加して私たちグループの記者発表会をするイベントがあって(訳注:AKB48 Group Asia Festival in 上海の記者発表会)、上海のファンの皆さんがずっと「台湾の女の子はすごくスイート(甜)だ」って。ずっと「スイート」っていう言葉を使ってくれるんです。

私はすごくふわっとした言葉だと思ったんですが、ずっと私たちのことを「スイート」だって言ってくれてました。歌もスイートだし、MVもスイートだし、すべてがスイート。なので私たちのチームはきっとスイートなチームなんだと思います。

司会:でも皆さんのチームにはいま言ったまさに日本人女性の阿部さんがいらっしゃいますよね。違いは大きいと感じますか。

みやび:やっぱり日本人は細かいところにこだわると思います。私たちは仕事に行くとき、どうせ衣装に着替えるんだからって、どちらかというとジャージとか適当な服装で行くんですが、阿部さんは上から下まできれいな洋服で来るんです。

司会:部屋を出たらもうそういう格好なんですね。

みやび:そうです。細かいところに気を配ります。あと例えば靴が汚れたらすぐウェットティッシュで拭くんです。それから私たちも全員まねをして、靴が汚れたらすぐきれいにするようになりました。

司会:それから秋元康さんについてですが、どうやってコミュニケーションを取りましたか。彼の成功モデルのおかげでマネジメント会社があれだけ大きくなったわけです。でも台湾に移植するとなったとき、子鴻先生がどうなさったのかをお聞きしたいです。

陳子鴻:実は秋元康さんは自らマネジメント会社に来ることは少なくなっています。僕らがコミュニケーションをとるのは大部分が日本本社とで、AKS本社の社長や部長の皆さんとです。

というのは彼らはもう標準業務手順書を持っていますから。ただ標準業務手順書をがある中で、先ほど申し上げましたが100パーセントそのままではいけないわけです。80パーセントを移植して、残りは台湾で現地化する必要がありますよね。

なのでそのプロセスで、最初は苦労しました。初めのころ日本人は何てこだわりが強いんだろうと思いましたよ。「頭が固い」「うるさい」(笑)

でもだんだん親しくなって分かったんですが、日本人はすぐに一つになるのが難しいんです。でもいったん信頼関係ができればずっと信頼してくれます。

僕らにも僕らの考えはありますが、元々のAKB48のエッセンスを失ってはいけません。そのエッセンスの下にあるいくつかの細かい部分については、僕らが自分たちで調節できます。今はコミュニケーションがとてもうまくいっています。

そして自分としても学ぶところがたくさんありました。コミュニケーションが重要だということです。どうやってお互い理解し合うか。お互いの立場を理解し合うか。お互いの長所をどうやって学び合うか。

日本の本社もゆっくりとメンバーたちを理解してくれて、海外の全姉妹グループといっしょにパフォーマンスしたこともあります。タイのバンコクで。(この番組収録は上海のAKB48 Group Asia Festivalの前)

そういう風にずっと交流してきて思ったのは、ゆっくりと正しい方向に向かってきたということです。

以上

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