上海SNH48派生ユニットBLUEVの2曲め『Be My Love』も素晴らしすぎる件

いやぁ上海SNH48派生ユニット「BLUEV」、一曲目の『MAMI』に続いて『Be My Love』も良い曲出してくる。J-POPにはないグルーブ感とブルーノートのあるメロディーでたまりません。イントロからいきなりブラス伴奏とブルーススケールのボーカルのアドリブで米国の少し黒っぽい曲。

↓『Be My Love』練習室版MVはこちら。

サビ始まりだが「Attention」の1回目の「A~」は3拍目のウラ、2回目の「A~」は4拍目のウラ、3回目は3拍目のウラに戻るという、48系のアイドルポップスには絶対にないシンコペーションがいきなり曲の最初に出てくるという。

改めて1曲『MAMI』の練習室版MVを貼っておく。

SNH48音楽総監の滕少さんがBLUEV楽曲の制作過程について長文で制作日記を2018/08/28 21:48にアップしていた

BLUEVは今年制作周期が最も長い音楽制作プロジェクトの一つで、2018/02/03のSNH48グループ第四回リクエストアワーでBLUEVが発表される2日前にすでに基本的に投票結果でこの5人が選ばれる見通しはついていたらしい。

音楽制作はHO2よりも難度は確実に高いと覚悟していたようで、スタイルの全く違う5人のメンバーを、奇妙に見えないように一つのスタイルにまとめるのが最大の課題。この5人のチームに投票したファンの期待もプレッシャーになっていたようだ。

筆者もこの5人に投票したファンは、おそらく48系の日本のアイドルポップス路線を想定していたはずなので。

2018/03初めに7SENSESの『Girl Crush』スタイルとかぶらないようにするため、よりガーリーなスタイルで決まったが、SNH48自体に近づけることもできない。momo(莫寒)、ナナちゃん(萬麗娜)、トマト(呂一)の3人は比較的よく合うが、マオマオ(李宇琪)とスリー(孫芮)はガーリーとは違ってクールな雰囲気。

そこで米国映画『High School Musical』から着想を得ることにしたとのこと。

↓たしかに『Be My Love』はこのスタイルに似ている。

これでコンセプトははっきりしたので、音楽とダンス制作はそこから順調に行った。まずダンスミュージックとヒップホップがメインストリームだった1990年代米国の音楽で、今ほどEDM色が濃くないスタイルで、Spice Girls『Wannabe』などが典型。

スポーティーなアメリカン・ハイスクールがBLUEVのメインコンセプト、覚えやすい、洗脳フックと1990年代のダンスが音楽制作のキーになったらしい。

ところが2018/03末の音楽制作中に面白いことがあったらしい。メンバーも参加して、数日かけてじっくりデモの選曲を始めたとき、最初に届いたデモ曲一式のうち一曲みんなが気に入った曲があった。

だが後からくるデモ曲のことも考えて翌日に採用するかを決めようという話になったところ、その曲が別の音楽制作陣に購入されてしまった。

デモ曲はすべて比較的有名な作曲家(おそらく韓国の)から入手したものなので、他の制作陣が先に採用を決めて買われてしまうこともあるらしい。

現地ファンは、この買われてしまった曲って、もしかして同時期に音楽制作していた中国版『Produce101』からデビューしたロケットガールズの『撞』では?という推測をしている。

BLUEVのダンスは7SENSESよりもアイドルっぽさを強く出すために、韓国本家『Produce101』のダンスチームと韓国ALiEN DANCE STUDIOに、SNH48側のダンスコーチからの要求を伝えてコレオグラフィーを依頼した。

そしてレコーディング、ダンスレッスン、ミックスダウン、MV撮影など、総選挙前後でSNH48グループ全体が最も多忙な時期にようやく完成までこぎつけたとのことだ。

MVの出来栄えがとても楽しみ。楽曲と練習室版のダンスを見る限りでは、実に素晴らしい派生ユニットが出来たと思う。

ただこれが中国大陸で大ヒットになるかといえば、比較的洋楽に耳の肥えたリスナーは別として、大多数のリスナーの耳が付いてこられないのでムリだろう。同じことはロケットガールズの『撞』にも言える。

↓Rocket Girls『撞』

歌詞を全部英語にして東南アジア向けにプロモーションしたらどうかと思うが、SNH48運営会社にはそこまでの資金はないんだろうなぁ。

シェアする