AKB48 CHINAメンバーついに中国版『Produce101』敗退、TPE48日本で初の単独営業

SNH48はすでにAKB48グループと縁を切っているので関係ないけれど、一応AKB48の中国語圏の公式姉妹グループ2つ、TPE48とAKB48 CHINAについて。

AKB48 CHINA予備生、中国版『Produce101』敗退

AKB48 CHINAの予備生、毛唯嘉、劉念の2人が中国版『Produce101』に参加しており、毛唯嘉はすでに敗退しているが、2018/06/02(土)放送分でついに劉念も敗退、次のステップの36名に入れなかった。

個人的に劉念はとても48系に向いているボケ萌えキャラだと思った。

ところでAKB48 CHINAのTeamSH一期生オーディションは2018/05/31に応募が締め切られ、この記事を書いている時点で成都、広州、武漢、北京の面接選考が終わり、残りは瀋陽、上海となっている。面接選考を通過したメンバーはおそらく上海で最終選考になる。

そのお披露目までAKB48 CHINAのオフラインのイベントはたぶんないと思うので、毛唯嘉と劉念の2人でネットで現地のAKB48ファンをつかんでおく必要がある。

AKB48 CHINAは毎日中国ツイッター(新浪微博)でツイートしており、すでに『Produce101』から帰ってきている毛唯嘉が精一杯な萌えキャラを演じている動画を数本公開している。「演じている」とあえて書いたのは、明らかに本人のキャラではないからだ。

先日、元チェリーガールズで、元SNH48二期生沈之琳のお姉さんの沈之瑾がStager Liveで生放送をしているとき中国版『Produce101』の話を始めたので、元マネージャーも出てますよねとコメントしたら、毛唯嘉ね、と本人に直接確認できた(笑)。

AKB48 CHINAの中国ツイッターのフォロワー数は27万。日本のAKB48やHKT48メンバーのツイートも含めて、毎日のツイートに付くコメントやリツイートが100を超えることはほぼない。

現地AKB48ファンの母数は今後劇的に増えることはない。

理由は簡単で、一つはSNH48がまだAKB48の正式な姉妹グループだったころにSNH48に「推し変」したファンが多いこと。

日本人メンバーは会いに行けるアイドルといいつつ会いに行けないし、字幕組が中国語字幕を作ってくれないと何を言っているのか分からない。中国語を話してくれて毎週劇場で会えるSNH48メンバーを選ぶのは当たり前だろう。

もう一つの理由は、SNH48がAKB48と決裂したあと、現地で新たにSNH48のファンになった人たちはAKB48を知らないから。そういう人たちにはSNH48とAKB48の関係などどうでもいい。

今回、中国版『Produce101』で劉念の愛らしさが印象に残った視聴者は少なくないはずだが、AKB48 CHINAという名前を覚えた視聴者はほとんどいないと思う。番組の中でAKB48 CHINAの名前をほぼ誰も口にしなかったためだ。それに、いま中国で48と言えば、SNH48になってしまっている。

仮にAKB48 TeamSHが活動を始めたら、細かい事情を知らない現場スタッフはきっとAKB48 CHINAとSNH48の区別がつかない。AKB48 TeamSHメンバーが自分たちはSNH48メンバーでないことを説明するには、まずSNH48が正式な姉妹グループでないことを説明する必要がある。

しかし中国ですでに実績のあるSNH48をバッタモノのように主張することは、逆に彼女たち自身の活動の妨げになる。例えばすでにソロ活動を始めているキクちゃん(鞠婧禕)までバッタモノ扱いすることになるからだ。

このことはTPE48の活動開始でさらに面倒になっていく。

TPE48初の日本で単独のお仕事

TPE48が早くも日本で単独でお仕事をするようだ。2018/07/21富山市で開催のTokyo Girls Collection 2018。

TPE48メンバーはAKB48グループメンバーと同様、Showroomで生放送をしているが、生放送のファン投票(有償・無償のアイテム数)で上位2位がこのイベントに参加できる。もう1名はプロの審査委員が選び、合計3人がTPE48から参加する。

春の横浜アリーナのTokyo Girls Collectionは欅坂46が参加したようだが、今のところ富山会場にAKB48姉妹グループは参加しない。北陸なのでもしかするとNGT48が参加するかもしれないが。

投票期間は2018/06/01~06/14、第一位は当然阿部マリアさんだろうと思ったらすでに順位が入れ替わって、阿部さんは第3位になっているのが意外だった。

ただよく考えてみると、すでに阿部マリアさんは、結成当初のSNH48の宮澤佐江さんや鈴木まりやさん状態になっている可能性がある。

まず、日本はAKB48総選挙真っ最中なのでTPE48を気にしている場合じゃないという背景がある。日本の芸能メディアもほぼTPE48を報道しない。

そして、TPE48メンバーの生放送を毎日チェックしていると確実に視聴者数が増えている。最近は各メンバー累計視聴者4,000超えが当たり前だ。

多くのメンバーは中国語で生放送するため、日本のAKB48ファンは内容が分からず応援しづらい。一方、台湾や香港などから見に来るファンはおそらく着実に増えている。

ただ中国大陸のファンはいなさそうだ。Showroomは中国でブロックされていないが、コメントに簡体字が出てこないのを見ると大陸のAKB48ファンはTPE48に興味がないらしい。

そして中国人と台湾人でアイドルに求めるものが違うように見える。

台湾人は日本人と同じくあまり賢くなさそうで可愛いタイプが好みだと思うが、中国人は頭の回転が早くてトークが上手いタイプの方が人気が出る。大陸の中国人がTPE48メンバーの生放送を見たら、バカっぽすぎてつまらないと思うだろう。

なので同じ中国語圏でもTPE48メンバーには中国からの「中華砲」は今後も存在しない。

もう一つの大問題は「台湾は独立国か?」という政治問題だ。中国では「台独」という。

TPE48メンバーは生放送で「日本大好き!」と連発しても全く問題ないが、中国大陸のAKB48ファンからすると中国語が母語のアイドルが「日本大好き!」を連発するのは違和感があるはず。

中国の普通の人たちは日常生活を政治問題化しないという習慣が徹底しているが、それでもたとえばTWICEはツウィの青天白日旗問題のせいで大陸でいまだにまともに活動できない。

この台独問題は今後TPE48とAKB48 CHINAの関係に確実に影を落としつづける。

SNH48はすでにAKB48と関係を断ったので台独反対で中国で心おきなく活動できる。AKB48 CHINAメンバーも中国で台独を思わせる言行をしたら一発で活動できなくなるが、本部の姉妹グループTPE48が先に活動を始めてしまっている。

筆者個人はAKB48 CHINAとTPE48が総選挙など日本の活動で同じ舞台に立つことはありえないと思う。

例えば日本メディアのうちオリコン・ニュースは一貫して「タイ・バンコクのTPE48、台湾・台北のTPE48」と書いている。タイや台湾は国家、バンコクや台北は都市となり、台湾を国家と認めている。他のメディアは中国に気をつかって「バンコクのTPE48、台北のTPE48」としているところもある。

そう考えると、いちばん可愛そうなのはAKB48 TeamSHメンバーかもしれない。

SNH48とは違う正式な姉妹グループだから、AKB48の先輩と同じ舞台に立つチャンスがあると思って入団したのに、先にTPE48が活動開始している。しかもTPE48の阿部マリアさんや、かつてのSNH48「留学生」宮澤佐江さん、鈴木まりやさんと違って、AKB48 CHINAには本部からメンバーが来てくれない。

AKB48 TeamSHメンバーがAKB48の公式姉妹グループとしてモチベーションを維持できるかは微妙だ。

今後AKB48 CHINAとTPE48の関係にひきつづき要注目。

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