中国版「Produce101」PR映像で「いま中国でいちばん人気なのはSNH48よね」(爆)

最終的にSNH48は不参加を決めた、中国版「Produce101(創造101)」。AKB48ファンを日本で取材した番組PR映像第一弾が今日2018/04/12公開された。

ハッキリ言って中国版「Produce101」制作陣が、ここまで女性アイドルグループに無知だとは思わなかった。

すでに中国国内に存在するものを存在しないと言い、それを創造するのが「創造101」とぶち上げているだけ。

だから中国にまともな女性アイドルグループが育たないのだが、同じ間違いをそのままくり返そうとしているらしい。

中国版「Produce101」がここまで低レベルな企画だとは思わなかった。全然ダメ。

冒頭は、中国の有名司会者・張紹剛さんが来日した際の、AKB48さいたまスーパーアリーナコンサート観覧とAKB48ファン取材。

アリーナコンサートの部分のナレーションを日本語試訳すると以下のとおり。

私が今回の番組に参加した理由は、なぜアジアの他の国では出来ることが私たちの国では出来ないのか。

なぜ中国国内の女性グループはずっと大きな動静もなく、認知度もかなり低いのか。それが疑問の始まりだった。

私はじっさいに観て、聴いて、インタビューして、この疑問に答えがあるか試してみた。

AKB48コンサートを観て、張紹剛さんの「創造101」へのアドバイスは、「アイドルとファンの関係はプライベートな関係(のようであるべき)」とのこと。そして「育成系アイドル」のコンセプトに初めて気づいたようなことを言っている。

今ごろ何を言ってるんだとツッコミを入れたくなる。

あんたさんざんSNH48メンバーとネットバラエティーで共演しておいて、日本へ来てAKB48を観て、アイドルとファンの近距離の関係を初めて知った、歌もダンスも下手くそだからこそ、成長を楽しめる、それが育成系だとか何とか大ウソをよく言える、という感じ。

もちろん張紹剛さんは、「創造101」が用意した台本をしゃべらされているだけ。

ただこのPR映像で、中国国内の他の女性アイドルグループとともに、SNH48のMVもしっかり紹介されている。

↓SNH48第四回総選挙TOP16『ナポリの夜明け』MV

ところが「中国国内の大部分の女性グループは、はっきりした運営モデルやポジションニングがない」とナレーション。

いやいや、SNH48はAKB48の運営モデルを中国に輸入したんですけど。他にもAKB48モデルのアイドルグループは中国に無数にあるんですけど、何を言ってるんですか。

中国版「Produce101(創造101)」制作陣は、すでに中国国内に無数に存在するビジネスモデルを、存在しないと言い、それをこれから創造するのが中国版「Produce101(創造101)」だと言いたいわけだ。

途中で登場するある女性グループが、「すごい!」と言いながら観ているのは、SNH48の派生チーム「7SENSES」練習室版MV。

↓「今(中国で)いちばん人気があるのはSNH48よね」

「彼女たちを見ると、私たちまだデビューしてないみたいな感じがする」

SNH48をお褒めいただきありがとうございます。

そして「AIによって絶えず成長していくバーチャルアイドル」が紹介されている。

もうこのあたりになるとムチャクチャな展開。

後半は、とある女性グループのメンバーが実家に帰ったとき、父親から女性グループみたいなものに時間をムダにするなと大声で怒鳴られる場面。

「父親役」の俳優さんが迫真の演技をしている。ドキュメンタリーのように見せかけながら、完全に作り物。

「創造101」のスタッフの皆さんご苦労さまです。

その後、張紹剛さんがわざわざそのメンバーの実家を訪ねて父親を説得するという展開。父親役の俳優さんが娘を叱っているとき、張紹剛さんは隣りでばっちりスタンバってたというわけ。

張紹剛さんと父親役の俳優さんの議論。張紹剛さんは女性グループ擁護の立場を演じている。

張「私が聞きたいのは、こういう女性グループのメンバーの初心は何かということです。彼女たちが実現したい目的は何でしょうか」

父「その話を別の言い方をしてみましょう。いわゆる女性グループは、いったい何がしたいのか、何が出来るというのか、私たちにいったい何をくれるというのか。私たちに必要なのはそんなものですか?」

張「必要じゃないってことはないでしょ」

父「いや必要ありません。どうしてこういう娯楽の方式を人が必要とするでしょうか。女性グループみたいなものが、私たちの心のどういうところに触れるんですか?」

張「私は社会の進歩は多様化にあると思ってます。多様化の中には必ず、文化の多様性も含まれます」

父「もし私の娘のように、二十一歳という人生でいちばん素晴らしい年代、このスタート地点で、社会の主流になっている仕事を始めれば、自分の努力でずっと発展しつづけられるでしょう。

私たち親が望んでいるのはそういうことで、前途の見えないようなことではありません。他に私たちがよく知っている仕事はいくらでもあるでしょ」

張「でも女性グループのことは私たちは無知でしょ。若いころに夢を実現しないで、自分の夢のために努力しないで、いったい何歳になったら女性グループに参加できるというんですか?でないと夕方になってから広場舞を踊ってた(訳注:いつの間にか中年女性になって公演でダンス体操をする)、なんてことになりかねませんよ」

などなどの議論があって、PR映像の第二弾につづく、となる。

このPR映像は女性アイドルグループのことをよく分かっていない中国の一般人に、それを説明するのがねらい。

このネット番組で女性アイドルグループのメンバーになるのもまともな仕事だと「誤解」する一般人のご両親が増えれば、「いちばん人気がある」SNH48に応募してくれる女性も増える。ありがたい限りです。

ところでこのPR映像第一弾に、元SNH48一期生が登場するのをSNH48の現地ファンは見逃していなかった。

上の地下アイドルグループの真ん中で踊っているのは、元SNH48一期性の王費澌。次回の第二弾ではガッツリ登場するらしい。(もう少し体を絞った方が良いと思うが)

もうこのPR映像、SNH48ファンにとってはツッコミどころ満載で面白すぎ。

中国版「Produce101(創造101)」が中国の女性アイドルグループの現状を、まったく変えられずに終わるのは、現時点で確定!

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