上海SNH48の4チーム合同国慶節特別公演と同じ日の姉妹グループ特別公演の比較

中国では2017/10/01が国慶節(建国記念日)ということで、上海SNH48と各姉妹グループも特別公演や特別曲をパフォーマンスした。

SNH48と姉妹グループを比較すると、いちいち「比較するな」とクレームを付ける日本のファンもいるけれど、比較しないでどうやって進歩、改善するのか。

上海SNH48の2017/10/01国慶節特別公演、中国のニコニコ動画クローンサイト「ビリビリ動画」弾幕コメントつき録画はこちら。

筆者の個人的な意見だけれど、最近の上海SNH48特別公演はアイデア不足。コントは北京BEJ48でもやっているし、特別曲も聴き飽きたAKB48楽曲やSNH48オリジナル曲、そしてC-POPのアレンジ。

一つ秀逸だったのは、三期生Miyo(楊惠婷)とイーレン(徐伊人)が歌った『霍元甲』。

最後の部分で、Miyoが突然『アルドノア・ゼロ』のエンディングテーマ『aLIEz』を歌って、コード進行が完全に一致していた。Miyoのアイデアだと思うけれど、センスがあると思った。

そして愛国歌『私と私の祖国(我和我的祖国)』。

一期生ダイモン(戴萌)、レンレン(吳哲晗)、六期生トマト(呂一)が生歌で歌っているのは評価できる。

ただ、上海SNH48公演しか観ていない人は、去年の広州GNZ48チームGの生歌の『私と私の祖国』が音痴すぎてネットで大ひんしゅくだった雪辱を、SNH48の先輩3人が果たしたと思っている。

ところが同じ日2017/10/01に広州GNZ48チームGは、自分たちで、生歌で、しかも広州GNZ48独自の編曲で『私と私の祖国』を歌って、ちゃんと自分たちでリベンジしている。

上海SNH48がリベンジするまでもなく、広州GNZ48は独自編曲までしてリベンジしたのだ。アイデアの面で上海は広州に負けている。

そして最後の曲、今年の上海SNH48グループ第四回総選挙テーマ曲『我心翱翔』にしても、じつは北京BEJ48チームJも同じ日の国慶節特別公演で歌っている。

北京BEJ48はチームJの1チームだけだが、最初から最後まで生歌だ。

こちらがSNH48のチームSII、HII、X、XIIの4チーム合同版。

原版では二期生キクちゃん(鞠婧禕)が本来ソロで歌う冒頭と末尾の部分は、上海SNH48はソロではなく斉唱になっている。

一方、こちらが同じ日の北京BEJ48でいちばん後輩のチームJ単独版。

大学で声楽を学んでいるルールー(黃恩茹)がちゃんとソロで歌っている。しかも全編生歌。

上海SNH48の4チーム合同の『我心翱翔』の方が豪華なのは当然、半マイクにすれば美しく聴こえるのも当然。しかし、先輩としての意地はどこへ行ったんだろう。

明らかに上海SNH48は、筆者がSNH48をフォローし始めた時のパワーやアイデアを失っている。

そして今回の国慶節特別公演では、瀋陽SHY48までが頑張りを見せている。

瀋陽SHY48『Moonlight』

ご承知のように、この曲は上海SNH48のK-POPスタイルの派生チーム「7SENSES」の楽曲。まさか瀋陽SHY48のメンバーが国慶節特別公演で踊るとは思わなかった。

もちろん「7SENSES」の方が全然レベルは上で、それは当然だ。ただこの瀋陽SHY48版も観られないほどヒドくはない。それより「7SENSES」メンバーのファンから非難されるのを覚悟で、この曲をパフォーマンスするチャレンジ精神を買うべきだろう。

上海SNH48が失ってしまったパワーが、いくつかの点で姉妹グループから感じられた国慶節特別公演だった。