広州GNZ48の委託先音楽制作会社が指摘から5か月でようやく歌詞のパクりを謝罪

上海SNH48姉妹グループ、広州GNZ48チームNIIIの全曲オリジナル公演『第一人称』の曲『為了你』の歌詞が、中国のネットミュージシャンの書いた歌詞を酷似している件。

2017/03にすでに指摘されていたのだが、ようやく2017/08/25になって、広州GNZ48運営会社の外注先の音楽制作会社「上海有了音楽」が、パクりであることを認める声明を出した、というお話。

そのネットミュージシャンが中国のニコニコ動画クローン「ビリビリ動画」で発表したオリジナル曲がこちら。もちろん曲はまったく違うが、歌詞が酷似している。

歌詞がどれだけ酷似しているかの中国2ちゃんねる(百度貼吧)の元スレッドはこちら。スレッドがたった日付は2017/03/25なので、ちょうど5か月経っている。

歌詞がどれだけ似ているかは、以下の対比を見れば一目瞭然。

上:広州GNZ48『為了你』の歌詞
下:『只為与你相見』の歌詞の対応する部分

遥远到底有多遥远 那片大海的另一边
(遥远又遥远海的那一边)

你是否还能听得见 我心底最初的祈愿
(你是否能听见 我的祈愿)

第一次睁开双眼 看见你温柔侧脸
(第一次睁开双眼 你的脸)

交错视线不知不觉种下一片依恋
(映入我视线中不知不觉 种下一片依 恋)

海风轻轻拂过沙滩画着圈
(海风拂过沙滩画着圈)

讲述着千百年未曾改变海浪下的誓言
(讲述着千万年 经久不变浪涛下的传 言)

海平面另一端世界能将所有愿望实现
(海平面另一端世界能将所有愿望实现)

要翻越过最险峻的山巅生死离别
(翻越怒吼冰封云霏斩气焰意决)

踏破无数不眠之夜心跳热血燃烧岁月
(踏破无数不眠之夜)

才发现脑海中你的脸浮现温暖了圆月
(脑海中你的脸浮现 温暖了圆月)

战火穿过耳畔如剑 将阴霾的天空撕裂
(弹火飞穿耳畔如剑刃 将阴霾撕裂)

雷鸣咆哮吞噬硝烟 血如花绽染尽长夜
(雷鸣咆哮吞噬硝烟花 染尽长夜)

而你静谧了时间 温柔融化了一切
(静谧了时间 融化一切)

交错视线感动的泪光洒满了海面
(泪 洒满海面)

让我可以为了你穿越天边
(为了你 穿越天边)

讲述着千百年未曾改变你许下的誓言
(讲述着千万年 经久不变)

海平面另一端世界能将所有愿望实现
(海平面另一端世界能将所有愿望实现)

要翻越过最险峻的山巅生死离别
(翻越怒吼冰封云霏斩气焰意决)

踏破无数不眠之夜心跳热血燃烧岁月
(踏破无数不眠之夜)

才发现脑海中你的脸浮现温暖了圆月
(脑海中你的脸浮现 温暖了圆月)

每一天每一夜 都有你陪在我身边
(每一天又每一夜 都有你陪在我的身边)

那温暖的感觉 能够融化所有冰雪
( 那份温暖像冰雪融化的春天)

不想与你分别 的信念化成语言
(不想与你分别 的意念要怎样才能够 化作语言)

只要你听见
(大声说出让你能听见)

ただ、広州GNZ48運営会社に対して、外注先の音楽制作会社がネット上の素人さんの作品の歌詞をパクったところまでチェックしろと要求するのは、ムリがあるかもしれない。

ただ今回は、疑いが出てから対応に5か月もかかっているのがまずい。

最終的な責任は当然、広州GNZ48運営会社にあり、外注するならもっとまともな音楽制作会社にしろよ、ということになる。

おそらく今後の流れは、広州GNZ48運営がこの作詞者に金銭的な弁償をするかどうかの話になり、その後、音楽制作会社「上海有了音楽」に対して広州GNZ48運営が損害賠償請求する、と思われる。

この広州GNZ48チームNIIIの全曲オリジナル公演『第一人称』の全楽曲の作詞・作曲のクレジットは、広州GNZ48運営会社になっている。つまり運営がどこかの制作会社に委託した曲で、じっさいの作詞者・作曲者は公開されない。

それに対して、先週から上演されている同じ広州GNZ48のチームG『双面偶像』楽曲は、個別に作詞者、作曲者がクレジットされているので、運営会社が直接依頼したと思われる。

たぶんチームGの方が予算をたっぷり付けられたんだと思うが、こういうことがあるとチームNIIIメンバーは報われない。

ところで、だ。

SNH48グループが全曲オリジナル公演やオリジナル曲をリリースするたびに、現地ファンや、ファンではないがSNH48グループをフォローしている現地の中国人が、必ず「この曲はXXXに似ている」と言い始める。

筆者はそういう意見を目にするたびに、「あなた個人の貧しい音楽視聴歴をもとに根拠のない意見を言わないで下さい」と言いたくなる。

いちばん多いのはデジモンの主題歌『Butter-Fly』に似てる!等、アニメの主題歌に似ている!パターン。

子供のころ日本のアニメ主題歌しか聴いていないという、きわめて貧しい音楽経験しかないので、ロック・ポップスなら何を聴いても『Butter-Fly』に聴こえるというパターンだ。

ほかにも、広州GNZ48チームG『双面偶像』の『Gravity』が、中国スマホメーカのファーウェイのブランドイメージ曲『Dream It Possible』に似ているというツッコミ。

中国人以外、誰もファーウェイのブランドイメージ曲なんて知らないよ、と言いたくなる。

メロディーラインの一部が似ていて、アレンジの一部が似ていれば自動的に「パクり」になるなら、世界中のポップスの半分はパクりになってしまう。

もしかすると中国人としては、過去にパクりの「前科」が多数あるので、うしろめたさの裏返しで、少しでも似ていれば「パクりだ」と自虐的にツッコミたくなるのかもしれない。

それを言うなら、そもそもSNH48グループは即刻AKB48楽曲をやめろと言いたい。

SNH48グループの楽曲が、あの曲に似ている、この曲のパクリだという権利を現地ファンが持てるとすれば、それは、AKB48楽曲を完全にやめてからだ。

SNH48グループがAKB48楽曲を歌うたびに、客席から大きな歓声が上がる。そういう状態でSNH48グループのオリジナル曲を何かの「パクりだ」と言っても、まったく説得力がない。

そのことを現地のSNH48ファンやSNH48フォロワーは、いつになったら理解するんだろうか。

シェアする