SNH48ファンクラブ「ダイヤモンド会員」特典がちょっとした議論に

最近SNH48の運営について、現地ファンの間で議論になっている件をご紹介。

SNH48公式ファンクラブ「絲瓜倶楽部(へちまクラブ)」の会員にはランクがあるが、2014/03/13に新しいランクの追加が発表された。SNH48公式サイトの告知はこちら

この告知文にある表のタテ・ヨコを入れ替えて日本語試訳したものが下図(クリックで拡大)。新しく追加されたランクは右はしの「プラチナ」と「ダイヤモンド」だ。


申請条件になっている、SNH48オンラインショップ専用のデジタル通貨「へちま元(絲瓜幣)」は1人民元=1へちま元。

単純計算で最高ランクの「ダイヤモンド」会員になるには、SNH48オンラインショップで年間累計12万人民元(200万円弱)相当を毎年つかい続ける必要がある。

イベントによって特典があり、1人民元=2へちま元や3へちま元になることもあるため、うまくするともっと低い金額で「ダイヤモンド」会員になれるが、それでも年間100万円近い金額にはなる。

日本でも百万円単位の借金をしてCDを購入し、握手券を大量に入手するAKB48系グループのファンが話題になる。

日本のAKB48系グループの運営は、ファンクラブ会員にチケット購入の時間的な優先権はあるものの、基本的に宝くじと同じように、ほぼ純粋に確率勝負になっている。たくさんお金をかけても、「確実に」特典が得られるわけではない。

それに対してSNH48運営の方式は、決まった金額を払えば「確実に」特典が得られる。どちらが良いかは一概に言えない。

ところで、新ランク「ダイヤモンド会員」特典の中でファンの評判が良くないらしいのが「ファンのための誕生日会」。SNH48運営も批判的な意見を予想してか、公式掲示板でファンから意見を募集している

「ファンのための誕生日会」とはファンの誕生日前後に予約すれば、SNH48のメンバー1名を招待して、SNH48星夢劇院カフェで自分の誕生日会を開けるという特典。

SNH48運営会社がバースデーケーキ、プレゼントを用意し、メンバーがじかにファンに手渡してくれる。誕生会は15分間。そのうち10分間はファンとメンバーが一対一でおしゃべりできる。スタッフは1メートルの距離に立って時間を計る。

会場使用料としてファンクラブポイント1000点を消費するが、このポイントは公式ファンクラブ掲示板を頻繁に利用すれば付加されるポイントなので、金銭的負担ではない。

この「ファンのための誕生日会」については、「会いに行けるアイドルじゃなくて、買いに行けるアイドル」だとか、「メンバーはKTVの小姐か(訳注:中国式のカラオケで女性が付き添ってくれるサービスのこと)」などのツッコミが入っている。

ただ、中国はそもそもアイドルグループを受容する層が薄く、SNH48自体も無名でファンが少ない。そのためSNH48運営会社が自ら消費金額にもとづいて特典に差をつけ、お金持ちのファンがより多く消費するインセンティブを与えるのはやむを得ない、仕方ない、という意見が大半のようだ。

SNH48のファン層が貧富で分断され、対立が生まれるリスクをはらんでいるところが、中国社会そのものの縮図になっていると言えるかもしれない。

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