SNH48グループ全曲オリジナル公演最終曲を日本語試訳(1)チームSII『私の舞台』チームX『未来への伝言』

SNH48グループの全曲オリジナル公演はすでに下記の5公演、間もなくSNH48三期生中心のチームHIIも新しい全曲オリジナル公演を始める。

『心の旅程(心的旅程)』
『専属派対(僕らだけのパーティー)』
『ドリーム・フラッグ(夢想的旗幟)』
『コードXII(代号XII)』
『ティアラ・ファンタジー(奇幻加冕礼)』

そこで、各公演の最後の曲の歌詞が何を言っているのか、日本語試訳。最後の曲はすべて「感動のフィナーレ」的な内容になっていると思われるからだ。

あくまで試訳なので間違いはご容赦ください。

まず上海SNH48チームSII全曲オリジナル公演『心の旅程』公演の最後の曲、『私の舞台(我的舞台)』。

歌詞全体が、十年後の自分自身に問いかける内容になっている。同時に『心の旅程(心的旅程)』というタイトルの公演の最後にふさわしく、飛行機の旅の比喩になっている。(ちなみにこの公演の最初の4曲の衣装は、キャビン・アテンダントがモチーフ)

この歌詞を読むと、作詞者の甘世佳が現地のファンに高く評価されていることがよく分かる。

《我的舞台》
詞:甘世佳
曲:ASPJ

旅程中摘过的花 你还记得 它绽放的样子吗

旅の途中に摘んだ花が
咲いていた様子をまだ覚えてるかな

风景里说过的话 是否值得 一辈子铭记吗

風景の中を歩きながら話したこと
一生忘れない価値があるかな

留恋吗 一路上人和事

名残惜しく思ってるかな
旅の途中で出会った人やいろんな事

感动吗 当风光像首诗

感動してるかな
風景をまるで一篇の詩のように思って

海滩上砌过的沙 最后依然 被潮水都冲走吧

ビーチで積み上げた砂は
最後にやっぱり波に流されてしまうよね

曾结在心上的疤 其实都会 随时光消散吧

心にできたかさぶたは
じつはみんな 時とともに消えてくよね

无悔吗 离开总会回来

後悔してないかな
別れがいつももどってくること

骄傲吗 摘下的花仍然会盛开

誇りに思ってるかな
摘んだ花がまだ満開だということ

绽放在我们的舞台

私たちの舞台で花開いてること

每当世界在变幻 这舞台就是你旅程的港湾

世界が目まぐるしく変わっても
この舞台があなたの旅の港

沿途是否记得 一起欢笑泪水的伙伴

旅の途中のことを覚えてるかな
いっしょに笑って泣いた仲間たちのこと

回忆还感动吗 梦是否已在青空上盛开

思い出して感動するかな
夢はもう青空の上で満開になってるかな

十年后再回首 但愿初心不改

十年後また振り返っても
初心が変わっていませんように

命运的飘零之花 你还记得 它最初的样子吗

花はしぼんで落ちる運命だけど
最初の様子を覚えてるかな

年少时说过的话 是否值得 坚持过一辈子

若かったころ話したことは
一生覚えてる価値があったかな

无尽吗 三千个夜与日

思いは尽きないかな
三千日の間に起こったいろんなこと

无畏吗 少年的傻与痴

恐れてないかな
バカなことをした若いころのこと

人生像漫长旅途 永远记得 曾和你并肩出发

人生は長い旅のよう
あなたと肩を並べて出発したこと
永遠に忘れない

在这片屋檐之下 一起度过 最绚烂的年华

この屋根の下で いっしょにすごした
いちばん輝いてた日々のこと

幸运吗 当初坚持还在

幸運だと思ってるかな
さいしょの頑張る気持ちをまだ持ってること

不舍吗 告别最终是为了回来

名残惜しいかな
でも別れは最後にまた戻って来るため

绽放在更大的舞台

そしてもっと大きな舞台で花開くため

每当世界在变幻 这舞台就是你旅程的港湾

世界が目まぐるしく変わっても
この舞台があなたの旅の港

沿途是否记得 一起欢笑泪水的伙伴

旅の途中のことを覚えてるかな
いっしょに笑って泣いた仲間たちのこと

回忆还感动吗 梦是否已在青空上盛开

思い出して感動するかな
夢はもう青空の上で満開になってるかな

十年后再回首 但愿初心不改

十年後また振り返っても
初心が変わっていませんように

永恒吗 所谓的成与败

永遠につづくものかな
いわゆる勝ち負けって

永恒吧 这灯光还会闪亮起来

永遠につづくよね
このライトがまた照らし出すから

请回到我们的舞台

私たちの舞台にまた戻ってきて下さい

每当世界在变幻 这舞台就是你永远的港湾

世界が目まぐるしく変わっても
この舞台があなたの旅の港

我会努力记得 每一张脸感受的温暖

頑張って忘れないようにする
一人ひとりの顔から受け取った温かな思いを

不灭的激情还在 继续陪我飞向云端之外

情熱はまだ消えずにいて
私といっしょに雲の向こうまで飛び続けてくれる

十年后再回首 我们初心不改

十年後また振り返っても
初心が変わっていませんように

これは泣ける。

次に上海SNH48チームNII全曲オリジナル公演『専属派対(僕らだけのパーティー)』の最後の曲、『星願(星に願いを)』だが、これは以前ここで日本語試訳しているので、このブログを「僕らだけのパーティー 日本語試訳」で検索して下さい。

次に上海SNH48チームX全曲オリジナル公演『ドリーム・フラッグ(夢想的旗幟)』の最後の曲、『未来寄語(未来への伝言)』。

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SNH48四期生・炭酸(張丹三)主演マイクロムービー再生回数が900万回超え

SNH48四期生チームX炭酸(張丹三 Zhāng Dān Sān チャン・ダンサン あだ名: 炭酸 SNH48 Team X
 SNH48 4期生
 1995/04/28湖北省武漢市生まれ
)と中国の男性俳優・金浩森出演のクリスマス・マイクロムービー『時光會遠走、影響能長存(時は遠く、シネマは永遠に)』の閲覧数が大変なことになっているようだ。

このマイクロムービーは監督であるCattree自身の中国ツイッター(微博)を通じて、「秒拍」という短編動画サイトで公開された。

↓その公開数が何と公開から2日間で、922万回を超えている。画面ショットをとっておく。

↓そしてその監督Cattreeのツイートも、リツイートが3万回超え、「いいね」が7万回近く。

↓そのマイクロムービー『時光會遠走、影響能長存』はこちら。

引用されているのは岩井俊二監督、中山美穂主演の『Love Letter』。その中山美穂のセリフ「お元気ですか」を炭酸(張丹三 Zhāng Dān Sān チャン・ダンサン あだ名: 炭酸 SNH48 Team X
 SNH48 4期生
 1995/04/28湖北省武漢市生まれ
)がそのまま日本語で話している。BGMはユンナ『Pray』。

そもそも監督のフォロワー数が195万人ということもあるが、ロケ地が済州島、BGMも韓国の女性歌手の2015年のシングル曲、長さも7分しかないので、中国ツイッター(新浪微博)の若い女性ユーザが違和感なく観ることができていると思う。

また、岩井俊二も中国の若者の間で評価が高い映画監督だ。

このマイクロムービーで、炭酸(張丹三 Zhāng Dān Sān チャン・ダンサン あだ名: 炭酸 SNH48 Team X
 SNH48 4期生
 1995/04/28湖北省武漢市生まれ
)の認知度はかなり上がったと思われる。

SNH48四期生チームXニュース(孫歆文)どんだけアニメ『フルーツバスケット』好き?

SNH48四期生チームXのニュース(孫歆文 Sūn Xīn Wén スン・シンウェン あだ名: ニュース(News) SNH48 Team X
 SNH48 4期生
 1995/11/04上海生まれ
)は、アニメ『フルーツバスケット』がよっぽど好きらしい。

去年2015/09/12に彼女が岡崎律子『For フルーツバスケット』を日本語で歌っているのをご紹介した。

そして2016/12/06、また『フルーツバスケット』ED曲『小さな祈り』を日本語で歌っている。

この歌声と、SNH48チームX全曲オリジナル公演『ドリーム・フラッグ』のMCコーナーのトークのギャップは、ぜひ公演のオンライン生放送でお楽しみ下さい(笑)。

SNH48チームX全曲オリジナル公演ユニット曲『人魚』の歌詞日本語試訳(フランス語部分も)

SNH48チームX初の全曲オリジナル公演『ドリーム・フラッグ』のユニット曲『人魚』の歌詞について。

中国語の弾幕コメント動画サイト「AcFun」に、日本語中国語字幕付きの動画があったのだが、日本語に間違いが多いので、別の訳をつけてみた。

元ネタの動画はこちら

それから、途中のフランス語のセリフの日本語訳にも間違いがあるので訂正してみた。(ちなみに筆者の大学の専攻はフランス語とフランス現代思想(ジャック・デリダ))


SNH48チームX『人魚』 炭酸(張丹三 Zhāng Dān Sān チャン・ダンサン あだ名: 炭酸 SNH48 Team X
 SNH48 4期生
 1995/04/28湖北省武漢市生まれ
)&桃子(李釗 Lǐ Zhāo リー・チャオ あだ名: 桃子 SNH48 Team X
 SNH48 4期生
 1998/05/23湖南省生まれ

若能化身成人形拥抱你
人の姿に変わってあなたを抱きしめられるなら

我愿承受荆棘感受爱的亲密
苦難を受けてでも愛の親しさを感じたい

若能陪你看海底的绮丽
あなたといっしょに美しい海底を見られるなら

我愿退化自己用爱呼吸
退化してでも愛で呼吸したい
(訳注:人間から魚に退化してもという意味)

用什么忘记生而为鱼
どうすれば忘れられるの 魚に生まれたことを

为你拂去眉间深锁愁绪
あなたの眉間の 深い憂いを拭い去るために

陪你走在最拥挤人群
あなたといっしょに 人ごみをかき分け

我愿意倾其所有换取
すべてを捧げてでも手に入れたい

*)
绝美的尾翼 阻止我爱你 就不再瑰丽
美しい尾びれでも 私があなたを愛することを阻むなら それはもう美しくはない

让我瞒过天地 割下鱼的凭据
世界を騙して 魚の証拠を切り落とさせて

(心疼你的决定)
(あなたの決意に心が痛む)

最痛的决心 凝视你眼睛 就变成勇气
つらい決心でも あなたの瞳を見つめれば それは勇気に変わる

(爱给我勇气)
(愛が私に勇気をくれる)

为爱变成无尾人鱼
愛のために 尾びれのない人魚になる

珍珠的泪结晶在斜长身影
真珠の涙が 長くのびた影に結晶する

(珍珠的泪滴)
(真珠の涙のつぶ)

看月光倒影着你 好孤寂
月光で(水面に)映るあなたの影は とても寂しい
(訳注:「倒影」は上下逆さに映る姿のこと)

希望永远为你 吟唱爱情诗句
永遠にあなたのために 愛の詩を歌いたい

当你说割舍回忆没关系
あなたは思い出を捨てても構わないと言うけれど

怎么舍得让你留在海域
どうしてあなたを海の中に引き留めるのを惜しいと思わないかしら
(訳注:反語。私があなたを愛しているからといって、あなたを海の中に引き留めるのは惜しい。あなたは人間の世界にもどって、という意味)

多渴望爱绵延一世纪
どうかこの愛が一世紀つづいてほしい

怎能放弃命中注定的相遇
運命に定められた出逢いを、どうして捨てられるかしら

牵手相依 爱永远浓郁
手をとり互いに寄り添い 愛は永遠に強く

我愿意穷尽一切努力
すべての努力を尽くしたい

Je sais tu peux voir mon ombre à la berge
私は知っている あなたに岸辺の私の影が見えること

(訳注:bergeは川岸、土手、堤。海の中にいる人魚から、海岸に立っている私の姿が見えるということ)

Et moi, je veux aussi entendre ton chant au long du fond de la mer
私も聴きたい 海の底に沿って聴こえるあなたの歌を

(訳注:全体としては、あなたには私の姿が見えているんでしょ、ならば私だってあなたの歌が聴きたい、という意味。この部分で議論になるのは「au long」だと思う。「au nom」と聴き取っている人が多いが「海の底の名において」では意味が通らない。どちらかといえば「au long du fond de la mer」で「海の底に沿って」聴こえてくるあなたの歌を聴きたい、の方が意味が通ると思う)

Quand mon coeur est là, l’amour ne se disparaît jamais
私の心がそこあるとき、愛は永遠に消えない

(訳注:最初の「quand mon coeur」は筆者は聴き取れなかった。実は「Que mon coeur est là」で、接続法「soit」をサボって直接法「est」を使っているけれど、接続詞「que」を冒頭に使うことで願望を表しているという解釈は行きすぎか?また「être là」の「là」が指示詞でない場合は「être là」で単に「存在する」の意味だが、ここは人間の少女が「私の心がそこ(海底)にあれば、愛は永遠に消えない」の意味だろうと思う。つまり少女は海の底に沈む意思があるということ)

绝美的尾翼 阻止我爱你 就不再瑰丽
美しい尾びれでも 私があなたを愛することを阻むなら それはもう美しくはない

让我瞒过天地 割下鱼的凭据
世界を騙して 魚の証拠を切り落とさせて

(心疼你的决定)
(あなたの決意に心が痛む)

最痛的决心 因爱而坚定 再苦我愿意
つらい決心でも 愛のために揺るがなければ 苦しくても構わない

(再苦我愿意)
(訳注:ここは二人が同じ歌詞になっていることに注意)

为爱变成无尾人鱼
愛のために 尾びれのない人魚になる

珍珠的泪结晶在深邃海底
真珠の涙が 奥深くの海底で結晶する

(珍珠的泪滴)
(真珠の涙のつぶ)


ストーリーを解説するのは野暮だけれど、おさらいしておく。

ワンコーラスめでは、人魚が愛のために自ら尾びれを切り落としてしまう。

その人魚の犠牲に、人間の少女が、地上に立った人魚の斜めに伸びる影に涙を落とす。

最後のリフレインでは、少女が愛のためなら、人魚がすでに苦しみを味わっているのに、自分もさらに苦しんでもいい(再苦我愿意)と、海の底に身を沈め、人魚の涙が海底に落ちる。

一見すると、人魚が尾びれを犠牲にして地上で人間の少女と永遠の愛を実現する、というハッピーエンドのお話に見える。

ところが、実は二人とも命を犠牲にして、海の底で涙を流しながら「永遠の」愛を実現するという、俗っぽく言うと「心中」のストーリーになっている。

とっても悲しい物語で、もう次からは涙無しには聴けない曲。

完全に本部を超える水準の、名曲中の名曲じゃないですか。

SNH48チームX全曲オリジナル公演『ドリーム・フラッグ(夢想的旗幟)』にいちいちツッコミを入れてみる(3)

SNH48チームX初の全曲オリジナル公演『ドリーム・フラッグ(夢想的旗幟)』が2016/10/28初日を迎えた。SNH48グループとしては3つめの全曲オリジナル公演。

引き続き楽曲に好き勝手ツッコミをいれてみる。

(追記:この記事を中国語訳して下さった現地ファンがいた。こちらを参照

アンコール後の3曲、『閃亮加冕』『夢想家』『未来寄語』。

ちなみに筆者の曲解説にいちいちAKB48のディスりが入っているという指摘があるけれど、筆者はAKB48ファンではない。純粋にSNH48フォロワー。

ときどきAKB48について批判的に書くのは当然なので、あらかじめこのブログの右上に「AKB48オタクでない人向きです」と明記していある(笑)。

EN1. 閃亮加冕(きらきらティアラ?)

えらく安っぽいEDMイントロで始まるので、アンコール後にガクッと期待を裏切られる。

Dメジャー。伴奏にあるピロピロピロピロピロピロと上がっていく音が、あちこちに入ってくるのがわずらわしい。『PPAP』のアウトロを思い出すのでやめてほしい(笑)。

Bメロでいきなりサビ。DメジャーからEメジャーへ謎の二度転調。コード進行もきわめて凡庸。きっとこの曲は衣装替え後のメンバーの休憩のための曲なのだろう。

最後に別メロディーが入るけれど、凡庸なEメジャーのコード進行に乗っかっている凡庸なメロディーなので特筆すべきことは何もない。

それからアンコール前の『星座』につづいて、この曲も曲終わりが「X」字型のフォーメーション。ちょっとやり過ぎでウンザリ。

この曲だけ極端にクオリティが下がるので、そうとでも考えるしか理屈が合わない。クレジット情報が手に入ったら、この曲の作曲者の名前は絶対にチェックしたい。
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