広州GNZ48初の全曲オリジナル公演チームNIII『第一人称』に好き勝手コメントしてみる(2)

広州GNZ48として初の全曲オリジナル公演チームNIII『第一人称』の各曲に好き勝手コメントする記事の続き。

ちなみになぜチームN”III”なのかというと、上海SNH48二期生のチームが結成されたときは、まだSNH48運営がAKB48グループのことを意識していて、NMB48のチームNの次ということでチームN”II”になった。

ただその後はご承知のとおりで、新潟NGT48チームN”III”よりも後にできた広州GNZ48のNのつくチームは、同じくチームN”III”になっている。

そんな話はどうでもよくて、今回はユニット曲から。

M05.妖精(精霊)

くり返しになるが、これはエイプリルフール特別公演で、セットリストが16曲目から1曲目まで逆順に上演されている。なのでこの曲のセンターのナオナオ(卢静)は、いつもは背中に付けている大きなリボンを胸につけている。

この曲はお聴きなってすぐ分かるように、オーケストラル・アイドル・ポップ(そんなジャンルがあるのか知らないけれど)として、完璧な編曲。歌詞なしで最後まで「ラララ」だけでも、十分鑑賞に耐える曲になっている。

イントロの管弦楽アレンジから、Aメロで楽器の数が一気に減り、しかも「ダダダダ」と「ララララ」と、歌詞までシンプルにされている。Bメロでやっとバスドラムが入る程度。

AメロとBメロがセットでくり返されて、サビに入る直前のストリングスのピッチカートもうっとりする。

そしてサビで一気に伴奏が分厚くなり、Cold Playの『Viva La Vida』そっくりにティンパニの強打で盛り上がる。

ただ、Cold Playの『Viva La Vida』を今回聴き直してみると、ティンパニが印象的なサビの楽器はほぼすべてアコースティックで電子音はない。

それに対してこの『妖精』は、ティンパニの音色が使われているが、ティンパニと同時に鳴るリードも含めて、その他の音はすべて電子音、16分音符で細かく鳴っている分散和音も電子音と、編曲の考え方は『Viva La Vida』と全く違う。

(個人的にサビでティンパニが思いっきり鳴るポップスでは、Dream Academyの『Life In The Northern Town』の方が先に思い浮かんだけれど)

ツーコーラス目の前の間奏のストリングスとフルートの音階の駆け上がりと駆け下り、その背後で鳴っているホルンのロングトーンというのは、ありがちだけれど、「どうせアイドルの曲だし」と油断して聴いていると、不意を突かれて、感動して涙が出そうになる(笑)。

ツーコーラス目のAメロは最初からクラップもコーラスも入って、ポップスらしいアレンジになり、エレキベースもはっきり聴こえてくる。

それでもストリングスの編曲ははっきりしていて、全体としての美しさや端正さは損なわれていない。

ツーコーラス目終わりの間奏、ストリングスの細かい音符の上で、ホルンがシンプルで力強く鳴る部分も、とてもアイドル曲とは思えない天国的な美しさ。

ちなみに股割りをしているのは、りんたん(肖文鈴 Xiào Wén Líng シャオ・ウェンリン あだ名: リンたん GNZ48 Team NIII
 SNH48 6期生
 2001/01/24四川省生まれ
)。

この曲だけで半年くらいは生きていける感じがする。

調性がかろうじて残っているくらいの後期ロマン派のクラシックが大好きな筆者としては、単なるアイドルポップでここまで美しい管弦楽編曲をされてしまうと、何も言うことがない。

今までのSNH48グループのオリジナル曲の中で、アイドルらしい可愛らしさと、管弦楽の荘厳さを両立させている奇跡という点で、個人的には今のところベスト。

続きを読む…

上海SNH48チームX二周年記念公演のセットリストはある意味「神公演」

上海SNH48チームXが2017/04/02に二周年記念公演を行ったのだが、これがものすごいベスト曲公演になっていたので、楽曲部分だけの録画をご紹介。

上海SNH48チームXの過去の上演公演は以下のとおり。『最終ベルが鳴る』と『逆上がり』の両方を上演したのはSNH48グループではチームXだけ。

2015/04/17~2015/10/24 『最終ベルが鳴る』
2015/11/06~2016/06/10 『逆上がり』
2016/06/17~2016/10/20 ベスト公演『十八の輝く瞬間』
2016/10/28~ 全曲オリジナル公演『ドリーム・フラッグ』

なんといっても、現地AKB48ファンにとっても名公演の『最終ベルが鳴る』『逆上がり』を上演していたチームXなので、今回の公演中、観客のファンの期待はただ一点、いつ『回遊魚のキャパシティ』を歌うか、だったようだ。

それをいちばん最後にもってくるのが、さすがSNH48チームX。

豪華すぎるセットリストは、以下のとおり。

M01.桜の花びらたち
M02.最終ベルが鳴る
M03.逆上がり
M04.メロスの道

ユニット曲
M05.彼女と彼女(SNH48チームXII全曲オリジナル公演『コードXII』より)
スイスイ(楊冰怡 Yáng Bīng Yí ヤン・ビンイー あだ名: スイスイ(水水) SNH48 Team X
 SNH48 4期生
 2000/07/26海南省生まれ
)桃子(李釗 Lǐ Zhāo リー・チャオ あだ名: 桃子 SNH48 Team X
 SNH48 4期生
 1998/05/23湖南省生まれ

(オリジナルメンバーは、あきちゃん(劉增艶 Liú Zēng Yàn リョウ・ツォンイェン あだ名: あきちゃん SNH48 Team XII
 SNH48 5期生
 1996/08/31四川省生まれ
)インバオ(陳音 Chén Yīn チェン・イン あだ名: インバオ SNH48 Team XII
 SNH48 5期生
 1999/12/05上海市生まれ
))
M06.キャンディー
エリカ(林憶寧 Lín Yì Níng リン・イーニン あだ名: エリカ SNH48 Team X
 SNH48 6期生
 1997/07/17上海生まれ
)天草(王曉佳 Wáng Xiǎo Jiā ワン・シャオチャー あだ名: 天草 SNH48 Team X
 SNH48 4期生
 1993/05/31湖南省長沙生まれ
)ムームー(張嘉予 Zhāng Jiā Yú チャン・チャーユー あだ名: ムームー SNH48 Team X
 SNH48 6期生
 2001/06/15浙江省生まれ

M07.泣きながら微笑んで
ダーミー(李晶 Lǐ Jīng リー・チン あだ名: ダーミー(大米) SNH48 Team X
 SNH48 4期生
 1995/06/07江蘇省鎮江市生まれ
)ニュース(孫歆文 Sūn Xīn Wén スン・シンウェン あだ名: ニュース(News) SNH48 Team X
 SNH48 4期生
 1995/11/04上海生まれ

M08.ブラック・スワン(SNH48チームNII全曲オリジナル公演『専属派対 僕らだけのパーティー』より)
ダートウ(陳琳 Chén Lín チェン・リン あだ名: ダートウ(大頭) SNH48 Team X
 SNH48 4期生
 1998/07/24上海生まれ
)フェイフェイ(馮曉菲 Féng Xiǎo Fēi フォン・シャオフェイ あだ名: フェイフェイ SNH48 Team X
 SNH48 4期生
 1995/10/17河南省開封市生まれ
)チュンチュン(姚禕純 Yáo Yī Chún ヤオ・イーチュン あだ名: チュンチュン SNH48 Team X
 SNH48 7期生
 04/28江蘇省生まれ
)SKY(祁靜 Qí Jìng チー・チン あだ名: SKY SNH48 Team X
 SNH48 7期生
 07/19上海生まれ

M09.次の駅はあなた(SNH48チームSII全曲オリジナル公演『心の旅程』より)
ソクちゃん(汪束 Wāng Shù ワン・シュー あだ名: ソクちゃん SNH48 Team X
 SNH48 4期生
 1997/05/08江蘇省徐州市生まれ
)まるこ(楊韞玉 Yáng Yùn Yù ヤン・ユンユー あだ名: まるこ SNH48 Team X
 SNH48 4期生
 1995/09/15貴州省生まれ

(オリジナルメンバーは、チェンスー(陳思 Chén Sī チェン・スー あだ名: チェンスー SNH48 Team SII
 SNH48 1期生
 1991/09/14湖南省岳陽市生まれ
)シャオアイ(陳觀慧 Chén Guān Huì チェン・グァンフェイ あだ名: シャオアイ SNH48 Team SII
 SNH48 1期生
 1993/08/28広東省湛江市生まれ
))
M10.青春の稲妻
炭酸(張丹三 Zhāng Dān Sān チャン・ダンサン あだ名: 炭酸 SNH48 Team X
 SNH48 4期生
 1995/04/28湖北省武漢市生まれ
)スイスイ(楊冰怡 Yáng Bīng Yí ヤン・ビンイー あだ名: スイスイ(水水) SNH48 Team X
 SNH48 4期生
 2000/07/26海南省生まれ
)フェイフェイ(馮曉菲 Féng Xiǎo Fēi フォン・シャオフェイ あだ名: フェイフェイ SNH48 Team X
 SNH48 4期生
 1995/10/17河南省開封市生まれ

M11.Love Letter(SNH48チームXII全曲オリジナル公演『コードXII』より)
ランラン(宋昕冉 Sòng Xīn Rǎn ソン・シンラン あだ名: ランラン SNH48 Team X
 SNH48 4期生
 1997/07/08山東省生まれ

(オリジナルメンバーは、ハムスター(嚴佼君 Yán Jiǎo Jūn イェン・チャオチュン あだ名: ハムスター(小倉鼠) SNH48 Team XII
 SNH48 5期生
 1995/04/29湖北省生まれ
))
M12.落下傘(SNH48チームSII全曲オリジナル公演『心の旅程』より)
CoCo(邵雪聰 Shào Xuě Cōng シャオ・シュエツォン あだ名: CoCo(ココ) SNH48 Team X
 SNH48 4期生
 1996/08/28河北省石家庄市生まれ

(オリジナルメンバーは、CC(徐晨辰 Xú Chén Chén シュー・チェンチェン あだ名: CC SNH48 Team SII
 SNH48 1期生
 1990/06/20江蘇省南京市生まれ
))
M13.人魚(SNH48チームX全曲オリジナル公演『ドリーム・フラッグ』より)
ペンペン(謝天依 Xiè Tiān Yī シエ・ティェンイー あだ名: ペンペン(笨笨) SNH48 Team X
 SNH48 4期生
 1998/06/24北京市生まれ
)チョウチョウ(汪佳翎 Wāng Jiā Líng ワン・チャーリン あだ名: チョウチョウ(99) SNH48 Team X
 SNH48 4期生
 1999/07/13福建省福州市生まれ

(オリジナルメンバーは、炭酸(張丹三 Zhāng Dān Sān チャン・ダンサン あだ名: 炭酸 SNH48 Team X
 SNH48 4期生
 1995/04/28湖北省武漢市生まれ
)桃子(李釗 Lǐ Zhāo リー・チャオ あだ名: 桃子 SNH48 Team X
 SNH48 4期生
 1998/05/23湖南省生まれ
))

全員曲
M14.ドリーム・フラッグ(SNH48チームX全曲オリジナル公演『ドリーム・フラッグ』より)
M15.夢想家(SNH48チームX全曲オリジナル公演『ドリーム・フラッグ』より)
M16.遺伝子X(SNH48チームX全曲オリジナル公演『ドリーム・フラッグ』より)
M17.清純フィロソフィー
M18.あなたに言いたい(SNH48チームX オリジナルEP曲)
M19.出逢いの季節(SNH48チームX オリジナルEP曲)
M20.未来へのメッセージ(SNH48チームX全曲オリジナル公演『ドリーム・フラッグ』より)
M21.回遊魚のキャパシティ

ひとつ言えるのは、AKB48ファンでも何でもない人は、「このうち中国のSNH48側が作った曲はどれでしょう?」と言われても分からないだろう、ということ(汗)。

大やけどを負ったSNH48二期生エンジェル(唐安琪)公式アプリで初のオンライン生放送2017/04/01

昨年2016/03/01に上海万達広場というショッピングモールのカフェで大やけどを負い、その後順調に回復している、SNH48二期生チームNII エンジェル(唐安琪 Táng Ān Qí タン・アンチー あだ名: エンジェル SNH48 Team NII
 SNH48 2期生
 1992/09/07湖北省生まれ
)。

大やけどを負って以来、初めて正式な「お仕事」として、SNH48公式アプリ「Pocket48(口袋48)」で1時間のオンライン生放送をおこなった。

とはいえ、やはり顔出しは無しで、声だけのラジオ放送。ちなみに他のメンバーも、普段ときどき音声だけの生放送にするときがある。

画面に流れるファンのコメントつき録画はこちら。

転載元のページはhttps://youtu.be/Sx6MiQ29hCE

エイプリルフールということで本人かどうか疑ったファンもいたようだが、間違いなく本人。

画面にファンのコメントが流れていて、エンジェル(唐安琪 Táng Ān Qí タン・アンチー あだ名: エンジェル SNH48 Team NII
 SNH48 2期生
 1992/09/07湖北省生まれ
)がそれに答えながらしゃべっている。

後半、同じSNH48二期生チームNIIのななし(馮薪朵 Féng Xīn Duǒ フォン・シントゥオ あだ名: ななし SNH48 Team NII
 SNH48 2期生
 1992/01/24遼寧省大連市生まれ
)や愛ちゃん(易嘉愛 Yì Jiā Ài イー・チャーアイ あだ名: あいちゃん SNH48 Team NII
 SNH48 2期生
 1995/06/07広東省深セン市生まれ
)、シャオスー(林思意 Lín Sī Yì リン・スーイー あだ名: シャオスー SNH48 Team NII
 SNH48 2期生
 1994/04/05浙江省温州市生まれ
)のコメントも流れてきている。

エンジェル(唐安琪 Táng Ān Qí タン・アンチー あだ名: エンジェル SNH48 Team NII
 SNH48 2期生
 1992/09/07湖北省生まれ
)がものすごく甘えた声で「トゥオトゥオ(=馮薪朵 Féng Xīn Duǒ フォン・シントゥオ あだ名: ななし SNH48 Team NII
 SNH48 2期生
 1992/01/24遼寧省大連市生まれ
のこと)会いたいよ~」とか、「嘉愛(チャーアイ)会いたいよ~」を連発している。

思ったよりもかなり元気そうで、びっくりした。彼女は2017/02/23に自分でジェイ・チョウ(周傑倫)の最近のヒット曲『告白気球』を歌ってツイートしていて、呼吸が続かず、息が切れているように聞こえたが、もともとああいう歌い方なんだろうと思う。この生放送を聞く限り、呼吸に問題があるとは思えない。

1時間も、ファンのコメントにリアクションしながらしゃべり続けられるまで回復しているので、ぜひ公演のソロ曲一曲だけでもいいので、劇場で一日も早く復帰できることを祈っている。

2017/04/04追記:この動画だけ別記事に独立させました。

SNH48運営会社バラエティー番組企画でファンと大論争?

上海SNH48運営会社開発のアプリ「Pocket48」は中国語で「口袋48」だが、その制作スタッフは「袋王」というあだ名で呼ばれている。一人ではなく数人のチームだ。

握手会などに同行して、オンライン生放送をする仕事もしていて、ちらっとカメラに映る姿から、女性スタッフもいることが分かっている。

現地ファンへの対応もていねいなので、顧客の権利主張が激しい中国で、「顧客対応窓口」としてはかなり成功していると思う。

(一期生、二期生メンバーの応援会の運営会社批判を見ていると、自分たちを経営者と勘違いしているんじゃないかと思うくらいヒドい。日本のAKB48姉妹グループの応援会がどうなのか、筆者は関心がない)

その「袋王」がSNH48のバラエティー番組企画について、ファンからの質問に非常にきめ細かく答えていたらしく、内容が興味深かったのでご紹介。

前提として、去年2016年初めに上海東方メディアグループとの共同制作、中国スマホメーカーMEIZU(魅族)提供で『国民美少女』というファン投票による対戦形式のバラエティー番組があり、賛否両論が激しかった。

その他、過去SNH48運営会社が制作したバラエティーは、メンバーが集団で出演する、『AKBINGO!』そのままの『SNHello』で、ネット放送のみ。

そして、SNH48二期生チームNIIキャプテン・ななし(馮薪朵 Féng Xīn Duǒ フォン・シントゥオ あだ名: ななし SNH48 Team NII
 SNH48 2期生
 1992/01/24遼寧省大連市生まれ
)が企画し、中国のニコニコ動画的な弾幕コメント動画サイト「AcFun」でレギュラー放送された『週刊少女』で、ネット放送のみ。

この2つは比較的評判が良かったと思われる。

以下「袋王」とファンのQ&A。

ばらばらの画面キャプチャしかなく、時間軸が分からないので、Q&Aの順序は適当に並べた。

内容はひとことで要約できる。「素人が思いつくことくらい運営会社はとっくに考えているし、自分が応援するメンバーしか眼中にないファンの意見は参考にならない」ということ。

「袋王」はそのひとことで済む内容を、ファンを怒らせないように、非常にていねいに回答している。

Q.『国民美少女』(第二シーズン)は始まらないの?

A.始まりません。今のところ通知はないです。

Q.『窮途末路』の第二シーズンは?

A.同じような番組はあるかもしれません。

姉妹グループはまず自主制作番組から始めて、上海の企画が熟したら、参加するでしょう。

みなさん回答に満足いただけましたでしょうか?なるほどああいうバラエティー番組なら受けるんですね。それなら大きな問題はありません。

Q.南北大戦(広州GNZ48と北京BEJ48の対戦形式バラエティー番組のこと)は可能性ある?

A.(2017年)4月7日にファン感謝祭が、南北大戦と言えるでしょ。

(上海SNH48)チームHIIと(瀋陽SHY48)チームHIIIの大戦!

少なくとも第四回総選挙が終わらないと、姉妹グループ対戦の番組は作れないですよね。

姉妹グループ対戦はとっくに考えてますが、ただ(姉妹グループの)メンバーがまだ成長していないので、しばらく時間が必要です。

去年の『国民美少女』のときの企画と今回の(同番組の)企画はぜんぜん違います。なので私たちの参加は確定していません。

『国民美少女』も、劇場の外での仕事の一つにすぎませんし。私たちとは何の関係もないですよ。ただ出演したというだけで。バラエティー番組すべてがそうじゃありません。

(訳注:その後、SNH48と同じ日本系アイドルグループ「ATF」が参加することに決まった)

Q.メンバーたちが自分で自分たちを盛り上げられるかも。

A.私がずっと言ったかったのは、まず『国民美少女』という番組があって私たちSNH48グループが出演するのか、SNH48が存在するから『国民美少女』という番組が成り立つのか、どちらなのかということです。

みなさんが『国民美少女』第二シーズンに期待している主な理由は、いまのところSNH48noグループ・バラエティー番組がないからですよね。

Q.美容バラエティー番組は国内ではまだ人気がないでしょ

A.でも商業的な価値は大きいです(訳注:化粧品メーカーなどのスポンサーが付くので会社として収益にはなるという意味)

Q.グループ全体のイメージを美容情報番組だけにたよるのはぜったいダメです。それより『夏日甜心』みたいなああいうオンライン生放送スタイルのバラエティー番組の方がいいでしょう。(訳注:『夏日甜心』は日本で言うShowroomのような、女性タレントや素人の女性が出演するオンライン生放送サイトを番組内でシミュレーションするバラエティー番組)

A.それで試してみましたが、成功しませんでした。
続きを読む…

広州GNZ48初の全曲オリジナル公演チームNIII『第一人称』に好き勝手コメントしてみる(1)

ついに広州GNZ48星夢劇院のオンライン生放送の音響設備が、驚くほど劇的に改善された。

2017/04/01の広州GNZ48チームNIII全曲オリジナル公演『第一人称』エイプリルフール特別公演で、生放送の音響が初めて、ほぼサラウンド音質になり、全曲バッキングが隅々までハッキリ聴き取れるようになった。

広州GNZ48のオンライン生放送は、いままでほとんどモノラルに聴こえるほどヒドかったので、感動して泣きそうになった(笑)。

そういうわけで、ようやく広州GNZ48初の全曲オリジナル公演『第一人称』の各曲に、好き勝手ツッコミを入れてみる。

ただ、この公演はすごい!北京BEJ48チームEの全曲オリジナル公演『ティアラ・ファンタジー(奇幻加冕礼)』よりもさらにレベルが上っているかもしれないくらい、クオリティが高い。

広州GNZ48公式サイトのこちらの『第一人称』公演紹介ページをご覧になって分かるように、この公演全体は、8ビット・テレビゲームがテーマになっているらしい。

中国の1980年代には、当然ファミコンなどなくて、いま30歳前後のGNZ48ファンの一部の男性の「子供の頃の想い出シリーズ(童年回憶系列)」なのかもしれない。

動画はエイプリルフール公演のものを使うが、この公演はハイタッチ会から始まって、最後の曲から最初の曲に逆順に歌い、Overtureが最後に来て、その後「影アナ」の注意事項の読み上げがあるという、すべてが逆転の公演になっている。

一曲目でメンバーがいちばん汗だくになっているのは、そういう理由。

M01.Wake Me Up

最初のレーザーの演出は北京BEJ48チームE『ティアラ・ファンタジー』のパクりだが、同じ姉妹グループ内でのパクりはOK(笑)。

よく聴くとイントロからいきなりDUB STEPのワブルベースが聴こえる。ふつうの16ビートのアイドル曲のようで、じつはメロディーのつなぎの伴奏に必ずDUB STEPが入るという、凝った編曲。

個人的に思うのは、48系アイドルに直接DUB STEPを踊らせるのはすでに時代遅れで田舎くさくて、アイドル曲を何気にDUB STEPで編曲する方が、はるかに技術的に洗練されていると思う。

あらゆるスタイルの音楽を取り込みつつも、いかにアイドルポップとして成立させるかが、編曲者の腕の見せどころだと思うからだ。

Aメロは反復なし、Bメロへのつなぎにワブルベースが入って、Bメロはアイドルポップの定番の「パーンパパン」のリズムだが、ワブルベースがしっかり入っている。

Bメロも反復なし。サビの転調はないが、サビのCメロの最初で「wake me up」の三拍単位の反復が自然なフックになっている。

さらにサビの後半の「愛愛愛」「kiss kiss kiss」の付点8分音符も、偶数拍のリズムに16分音符3つ単位のメロディーが乗ることでスムーズなフックになっている。このあたりのメロディーの作り方は素晴らしい。

そしてサビにもう一つDメロが続いて、「wake me up」が再び登場し、ここで伴奏のワブルベースがさらにハッキリする。

間奏なしでツーコーラス目のAメロへの流れも非常にスムーズ。

ツーコーラス目の後の間奏はアイドル曲の定番、ディストーションギターのソロ。間奏の最後の部分も、レーザー光線の演出も含めて、北京BEJ48チームE『ティアラ・ファンタジー(奇幻加冕礼)』を参考にしている。

サビの最後のリフレインの伴奏、シャキシャキのシンセサイザーの和音が素晴らしい。そこへ色とりどりの音色のワブルベースが入り込んできてアウトロなしで終曲。

個人的には「7 SENSES」の『Girl Crush』よりも、こういうDUB STEPの使い方のほうがはるかにセンスがあって都会的で洗練されていると思う。

(所詮米国のストリートなんて西海岸のホワイトカラー居住区と違って、日本で言う地方都市のヤンキーのようなジモティーの集団にすぎないのだから)

M02.到着まであと5秒(还有5秒到達)

SNH48グループの全曲オリジナル公演はどれもそうだが(北京BEJ48チームE『ティアラ・ファンタジー(奇幻加冕礼)』はちょっと違うかもしれないが)、最初の4曲はどれも典型的なアイドルポップ。この曲もそう。

Aメロはきっちりほぼ同じメロディーの反復、Bメロは例の「パーンパパン」リズム。サビのCメロに入る前に2小節追加されているのも定番。純粋に客席のファンがコールするためだけに存在するかのようなメロディー構成。

サビのCメロもほぼ同じメロディーを2回繰り返し。最後の「还有五秒就会到达」の部分でC#m7⇒F#7⇒Bの代わりにC#m7⇒C⇒Bとなっているのも定番。間奏でBからF#へ経過点転調。

Aメロとサビの伴奏で細かく32分音符くらいで鳴っているシンセもポイント。サビの「出発」「害怕」の部分のフックも、とっても分かりやすくて良い。

M03.ドリームアドベンチャー

イントロのギターですでにEメジャーからFメジャーに半音上昇の転調。このイントロの後にブレイクがあって、まるで別の曲が始まるかのようにまたEメジャーでイントロが始まる構成が斬新。

この公演の初日では、弾幕コメントに「調整室のスタッフが失敗した」と流れてきて、筆者もそう思ったけれど違った。こういう編曲だったのだ。

最初の「Wow wow」でEメジャーのイントロが戻ってきて、Aメロでいきなり三度転調でC#メジャーに。冒頭からかなり凝った作曲。

BメロでF#⇒D#7⇒G#の流れから、同主調のC#マイナーのコード進行で雰囲気が変わり、サビ前にG#7というC#マイナーのドミナントコードで、ピーンという音のブレイク。

サビのCメロでイントロのEに再度三度転調で戻る。平行調のマイナーコード経由で元の調に戻って来るという、三度転調のお手本のような曲。

サビの後半はイントロの「Wow wow」で、これがフックのメロディーになっている。

ツーコーラス目のAメロは、ワンコーラス目のAメロが、バスドラムがオンビートをバス、バスと打っていたのに対して、より静かなビートでさらに雰囲気が穏やかに。

ツーコーラス目のEメジャーのサビ終わりの間奏が、同主調のEマイナーの進行になり、C⇒D⇒Em⇒G⇒C⇒D⇒D/E⇒Eで、最後にまたEメジャーに戻って来る。このあたりクリシェではあるけれど、よく出来た曲。

サビの最後のリフレインで半音上がってFメジャーに転調。ここでイントロの調まで戻る。ラストはフックの「Wow Wow」で終わり。

ここまで捨て曲なしです。

M04.第一人称

公演のタイトル曲。ここでファンキーなディスコ曲。公演全体の曲構成もとても良い。マイナーコードのコテコテのメロディーなので、日本人的には1980年代の雰囲気でとても懐かしい感じ。

間奏のトランペットが突然ムーディーな感じをかもしだしているが、これは人の演奏ではなくて、よく調教されたトランペット音源。

その後のブレイクも定番だけれど、C#マイナーからEbマイナーに長二度転調するために、ここでちゃんと入れてくれるところが良い。

とりあえずここまで。この続きのユニット曲は、特に『妖精(精霊)』など、書きたいことがあり過ぎるけれど、書く時間がとれないので。