SNH48版『Beginner』の中国語名が『開拓者』に決定!?それって『Pioneer』でしょ?な件

SNH48公式サイトで、日本人にとってはちょっとした悲報があった。SNH48が2013/11/16の広州一万人コンサートで初披露するAKB48の『Beginner』の中国語タイトルが『開拓者』になったというのだ。

SNH48广州演唱会速报:新歌《Beginner》中文定名《开拓者》 (2013/11/07 SNH48公式サイト)
このニュースのタイトルは「SNH48広州コンサート速報:新曲『Beginner』の中国語名は『開拓者』に決定」というもの。

日本人としては大きな違和感があるだろう。中国語で『開拓者』という曲名にするなら、当然チームAの『Pioneer』だ。

『Pioneer』の歌詞は、秋葉原で生まれたアイドルグループが、新しい「自分を切り拓いて」、新しい時代をつくる者たちの決意の歌だからこそ『Pioneer』なわけだ。世界を変えて新しい時代を作る点に重点がある。

一方『Beginner』の歌詞は、残酷な描写で話題になったPVでも分かるように、新しい人生を始めるために自分を変えようという、非常に内省的な内容だ。自分の考え方を変えて、新しい人生を最初から「始める」「やり直す」から『Beginner』なわけだ。

つまり『Pioneer』は何もない場所に新しい道を作るから「開拓者」。

『Beginner』はすでに存在する世界に縛られている自分を、いったんリセットして、新しい人生をやり直すから「始める者」。

あきらかに2曲の歌詞の主旨は違っている。

なので『Begineer』を『開拓者』という中国語に翻訳するのは、完全に誤りだ。

中国語の「開拓者」にも日本語と同様、新しい分野を切り拓く、世界を変えるという意味はあるが、『Beginner』の歌詞が言っているような、最初から始める、新たにやり直すという意味は無い。

最後の最後で、顧瑞(グー・ルェイ)さん、やっちゃったという感じだろうか。

SNH48一期生タンミン(湯敏)の誕生日だが万事順調とは言い難いらしい

SNH48は専用劇場「星夢劇院」が2013/08/30に開業、08/30、08/31両日のこけら落とし公演も盛況のうちに終わったが、SNH48はすべて順調とは行かないようだ。

SNH48支配人の范逸白(あだ名は「白叔(バイシュー)」)が、センターのSAVOKI(趙嘉敏 Zhào Jiā Mǐn チャオ・チャーミン あだ名: SAVOKI SNH48 Team SII
 SNH48 1期生
 1998/07/22広東省深セン市生まれ
)が2013/09/05の公演をお休みすると、中国ツイッター(新浪微博)でツイートした。こけら落とし公演の後、腰の負傷がまた悪化したためらしい。

さらに、SNH48一期生の正式メンバーmomo(莫寒 Mò Hán モー・ハン あだ名: momo SNH48 Team SII
 SNH48 1期生
 1992/01/07貴州省遵義市生まれ
)は、まだ江蘇省の蘇州大学に籍をおいているが、9月になって大学が再開し、事務手続きが山積みのため、2013/09/05、09/07、09/08の3公演とも欠席するとのこと。

白叔のツイート(2013/09/03 19:25)

そしてさらに心配なのは、同じくSNH48一期生正式メンバーのグーちゃん(顧香君 Gù Xiāng Jūn グー・シャンチュン あだ名: グーちゃん(退団済み) SNH48 Team
 SNH48 1期生
 生まれ
)が、右ひざを負傷してからすでに2か月以上経つのに、まだ完治していないこと。

また、同じく健康問題と言われつつも状況があいまいなのが、タンミン(湯敏 Tāng Mǐn タン・ミン あだ名: タンミン(退団済み) SNH48 Team
 SNH48 1期生
 生まれ
)。

SNH48運営の発表では体調不良のため、『フライングゲット』発売記念握手会以降のすべての活動をお休みしている、ということになっている。

ところが以前書いたように、突然、本人が個人アカウントでツイートを始め、その後も20130/08/29、08/31、09/02とツイートを続けている。

今日2013/09/03はタンミン(湯敏 Tāng Mǐn タン・ミン あだ名: タンミン(退団済み) SNH48 Team
 SNH48 1期生
 生まれ
)の誕生日だ。

メンバーや支配人の白叔、日本から顧問として上海に赴任している山本学も、誕生祝いのツイートをしている。注目すべきは、SNH48支配人のツイート。


白叔:「@SNH48-湯敏 Tāng Mǐn タン・ミン あだ名: タンミン(退団済み) SNH48 Team
 SNH48 1期生
 生まれ
お誕生日おめでとう!トゥートゥー(訳注:現地でのタンミンのあだ名)の存在はあまりに深く根付きすぎて、しばらく離れているだけでも内臓ごと抜き取られたみたいな感じだね~タンミン推しの僕としてはこけら落とし公演でこんなふうに君のポスターとしかツーショットを撮れないのは、まったくこれ以上残念なことはないよ、もともと9月5日に予定していた誕生祭もしばらくは頓挫するしかない。なんといっても、まず体をよく休めてね、僕らはずっとずっとずっと待ってるよ!」2013/09/03 07:39


このツイートをリツイートする形で、山本学も「誕生日おめでとう!」とツイートしている。

一読すると、タンミン(湯敏 Tāng Mǐn タン・ミン あだ名: タンミン(退団済み) SNH48 Team
 SNH48 1期生
 生まれ
)は体調が回復すれば復帰するのだと思ってしまうが、奇妙な点が多すぎる。

まず、同じく健康問題で活動を休んだ、SAVOKI(趙嘉敏 Zhào Jiā Mǐn チャオ・チャーミン あだ名: SAVOKI SNH48 Team SII
 SNH48 1期生
 1998/07/22広東省深セン市生まれ
)、グーちゃん(顧香君 Gù Xiāng Jūn グー・シャンチュン あだ名: グーちゃん(退団済み) SNH48 Team
 SNH48 1期生
 生まれ
)は、休養中にわざわざ個人アカウントでツイートを再開するようなことはしていない。二人は療養中も公式アカウントでツイートしている。

タンミンも本当に復帰予定なら、わざわざ個人アカウントを使う理由が全くない。

メンバーの公式アカウントのパスワードをSNH48運営が管理していることは、以前、俞慧文 Yú Huì Wén ユー・フェイウェン あだ名: シャオユー(退団済み) SNH48 Team
 SNH48 1期生
 生まれ
張馨方 Zhāng Xīn Fāng チャン・シンファン あだ名: シャオシン(退団済み) SNH48 Team
 SNH48 1期生
 生まれ
王費澌 Wáng Fèi Sī ワン・フェイスー あだ名: Faith(退団済み) SNH48 Team
 SNH48 1期生
 生まれ
などの退団時にすでに分かっている。

現地ファンには、タンミンの公式アカウントのパスワードが変更されており、タンミンは公式アカウントでツイートしたくてもできない状態だと推測する人がいる。

筆者個人は、この種の勝手な想像にあまり興味はないが、こうした想像を誘発するSNH48運営の責任は大きい。

なぜなら、SNH48運営はいまだに張馨方 Zhāng Xīn Fāng チャン・シンファン あだ名: シャオシン(退団済み) SNH48 Team
 SNH48 1期生
 生まれ
俞慧文 Yú Huì Wén ユー・フェイウェン あだ名: シャオユー(退団済み) SNH48 Team
 SNH48 1期生
 生まれ
の2人について公式の退団発表さえしておらず、その他の退団者6名についても、一度も退団理由をまともに説明したことがないからだ。

今後も明確な説明がないまま退団者が出るようでは、ファンのSNH48運営に対する不信感はなくならないだろう。

*)追記

以上の文章を書いた後にタンミン(湯敏 Tāng Mǐn タン・ミン あだ名: タンミン(退団済み) SNH48 Team
 SNH48 1期生
 生まれ
)本人が個人アカウントで誕生日メッセージをツイートしたので試訳する。


湯敏 Tāng Mǐn タン・ミン あだ名: タンミン(退団済み) SNH48 Team
 SNH48 1期生
 生まれ
治療専念中各種不服あり(タンミンの個人アカウント名)「♪(^o^)16歳はたくさんの人と知り合えたね、言いたいことがあり過ぎるけど言わない~最後の一回の握手会に参加できなくて心からごめんなさい。さてもう17歳の大人だ私に誕生日おめでとう(=^x^=)可愛い人たちみんなあつまれ~」2013/09/03 21:08


つまり、握手会には二度と参加しないということだ。SNH48メンバーに復帰して、かつ握手会に二度と参加しないことはあり得ないので、復帰しないと考える方が自然だろう。

SNH48「星夢劇院」定期公演9月第一週分チケットまだ完売せず

予想されていたことではあるが、SNH48専用劇場「星夢劇院」の2013/09/05、09/07、09/08のチケットが、VIP席、座席、立ち見席、海外席とも完売していない。

*)2013/09/12追記:2013/09/08は入団したばかりの二期生31名が一期生公演を初めて見学する日だったので、もともとその分の座席は確保されていたようだ。

こけら落とし公演は、2013/08/30、08/31の2日間ともチケットはすぐ完売したらしい。

日本国内メディアのいい加減な報道によれば、TBSの『Nスタ』では10分間で完売、日本テレビの『ZERO』では5分間で完売とのこと。

(日本の主要メディアは、中国関連のニュースをきっちり裏をとって報道しようという意思がすでにないらしい)

劇場完成後の定期公演チケットの売れ行きがあまり良くないだろうということは、以前ここにも書いた。

理由は上海の人口が多いとはいえ、SNH48ファンは非常にマイナーな存在で、上海のSNH48ファンだけでは、週3日ペースの定期公演は完売しない。

そして中国は広大なので、他の土地から上海まで来ると、チケット代の何倍もの飛行機代や高速鉄道代、そして宿泊費が必要になる。

中国大陸のSNH48ファンは多くが学生で、いくら一人っ子でもそれだけの金額をかんたんに親に出してもらえる富裕層は少ないだろう。

しかも、現地のファンの中国2ちゃんねる(百度貼吧)の書き込みによれば、「星夢劇院」の立地が良くないらしい。

「星夢劇院」が建っている場所は、商業区ではなく、劇場周辺の写真を見て分かるように、庶民的な住宅地なので、公共交通機関の便が悪いらしいのだ。

19:00開始の公演が終わると21:00近く。そうするとホテルに戻るにもタクシーを使うしかないらしい。するとまたお金がかかる。

さらに、現在のSNH48劇場公演のチケット販売は、SNH48公式サイトに実名登録をしたファンに限られる。

実名登録するには身分証明証のコピーを送信し、運営会社の審査に通る必要がある。筆者は一度パスポートで実名登録を申請したが、なぜか却下されたままだ。

日本のAKBチケットセンターも実名登録だが、ご承知のように身分証明書の確認は、会場に行ったときであって、事前に審査があるわけではない。

SNH48運営はさまざまなトラブルを避けるために、観客を事前にスクリーニングしているのかもしれない。

だが、中国2ちゃんねる(百度貼吧)の書き込みを読んでいると、この実名登録手続の煩雑さも、地方のファンがチケット購入に二の足を踏む原因になっているようだ。

とはいえ地方巡業をするわけにもいかない。会場を借りる費用、メンバーの移動費・宿泊費などなど多大な費用がかかり、それを回収するためにチケット代が非常に高額になる。

*)2013/09/12追記:その後SNH48一期生メンバーによる地方巡回公演が発表された。スポンサーは家電量販チェーン店の「百脳匯 buynow」。成都、北京、南京、アモイ、広州、最後は上海。ただし地方に行くのは6名のみ。最後の上海公演のみフルメンバー。

いずれにせよ、SNH48の運営は今後「星夢劇院」の定期公演の集客をどうするつもりなのか、興味深いところだ。

SNH48『ポニーテールとシュシュ』は音悦台週間チャート第4位

SNH48『ポニーテールとシュシュ』PVが公開されて最初の、中国音楽動画サイト「音悦台」の週間ランキングが発表された。

結果、SNH48『ポニーテールとシュシュ』は第4位。ランキング競争をした、中国国産男性アイドルグループ「MIC男団」には遠く及ばなかった。

当然のことだが、ランキングはアーティストの実力の結果ではない。広告宣伝の手段だ。

とくに中国の音楽ランキングは無数にある上に、順位の根拠がよくわからないものが多い。

今回、SNH48の運営が「音悦台」と提携して、MIC男団とのランキング競争の企画にのったのも、SNH48の実力をサイト閲覧者に認めさせるためではなく、当然、SNH48の知名度を上げる宣伝活動だろう。

だから中国大陸だけでなく日本のAKB48系ファンも、もっとこの「ゲーム」に積極的に参加して、SNH48運営の宣伝活動をサポートすべきだった。これは単なる広告宣伝ゲームであり、アーティストの実力とは無関係だからだ。

ランキングは広告宣伝の手段である。それは、AKB48含めてアイドルのファンがいちばんよく知っているはずだ。

例えばシングルの場合、同じシングルでも封入特典で複数のバージョンがあり、コアなファンがそれらすべてを購入することでランキングが上がり、結果、芸能ニュースの話題になり、宣伝につながる。

中国のSNH48の運営会社は強い資本力を持っているわけではない。ただでさえ民間企業が国有企業より圧倒的に弱い中国大陸で、モデルエージェンシーが大規模な宣伝活動などできない。

だから今回のような「ゲーム」としての宣伝活動には、ファンが積極的に協力すべきなのだ。

宣伝活動は企業にとってコストだが、ファンの協力によって削減できたコストは、そのまま100%別の活動の資金になる。

一方、CDやグッズの販売は企業にとって売上で、そこから原価を引いた部分しか、別の活動の資金に回せない。

コスト削減と売上増、どちらか企業にとって次の投資の資金として効率的か。企業財務の基本の基本で、当然コスト削減である。

ファンはCDやグッズの購入で売上増に貢献することもできるが、SNH48の運営会社が、何かの広告宣伝活動を打ち出したとき、それに協力することによる費用削減の方が、運営会社にとってはより大きな財務上の効果がある。

筆者はそこまで考えて、MIC男団とのランキング競争の「ゲーム」に乗って欲しいと、AKB48系ファンを挑発した。

「ランキングはアーティストの実力の反映だ」といった理想論だけで、中国大陸の芸能界の熾烈な競争を、SNH48が生き延びられると思ったら大間違いだ。

SNH48一期生の来日中の6人を初めて間近で目撃

SNH48一期生正式メンバーのうち6人、シャオアイ(陳觀慧 Chén Guān Huì チェン・グァンフェイ あだ名: シャオアイ SNH48 Team SII
 SNH48 1期生
 1993/08/28広東省湛江市生まれ
)、ドンちゃん(董芷依 Dǒng Zhǐ Yī ドン・チーイー あだ名: ドンちゃん(退団済み) SNH48 Team
 SNH48 1期生
 生まれ
)、タンミン(湯敏 Tāng Mǐn タン・ミン あだ名: タンミン(退団済み) SNH48 Team
 SNH48 1期生
 生まれ
)、レンレン(吳哲晗 Wú Zhé Hán ウ・チューハン あだ名: レンレン SNH48 Team SII
 SNH48 1期生
 1995/08/26浙江省嘉興市生まれ
)、タコちゃん(張語格 Zhāng Yǔ Gé チャン・ユーグー あだ名: タコちゃん SNH48 Team SII
 SNH48 1期生
 1996/05/11ハルピン市生まれ
)、SAVOKI(趙嘉敏 Zhào Jiā Mǐn チャオ・チャーミン あだ名: SAVOKI SNH48 Team SII
 SNH48 1期生
 1998/07/22広東省深セン市生まれ
)が研修のため来日して3日目。
今日は秋葉原のAKB48 CAFEに行った後、AKB48劇場のAKB48研究生「パジャマドライブ」公演を見学した。
別の日本人ファンの方のおかげでこれらの情報を入手でき、AKB48劇場入りするときと、公演が終わって帰るときの2回、マイクロバスに乗り込む6人のメンバーを、初めて間近で見ることができた。
アイドルの出待ちなどしたのは生まれて初めてで、こっ恥ずかしいこと極まりない。
事前に中国のファンが現地で撮影した動画を見ていた印象と、大きく違うようなことは全くなかった。
こちらの声が小さいのと、中国語の発音がやはり完全ではないので、名前を呼んでも気づいてもらえなかったメンバーもいた。
タンミン(湯敏 Tāng Mǐn タン・ミン あだ名: タンミン(退団済み) SNH48 Team
 SNH48 1期生
 生まれ
タン・ミン)とタコちゃん(張語格 Zhāng Yǔ Gé チャン・ユーグー あだ名: タコちゃん SNH48 Team SII
 SNH48 1期生
 1996/05/11ハルピン市生まれ
チャン・ユーグー)は、「湯敏 Tāng Mǐn タン・ミン あだ名: タンミン(退団済み) SNH48 Team
 SNH48 1期生
 生まれ
」「小章魚」と呼びかけたら、すぐ反応してもらえた。レンレン(吳哲晗 Wú Zhé Hán ウ・チューハン あだ名: レンレン SNH48 Team SII
 SNH48 1期生
 1995/08/26浙江省嘉興市生まれ
)には「五折」と呼びかけたが、気づいてもらえたかどうか微妙。たぶん僕の「wuzhe」の発音が悪かったのだろう。
日本人ファンの方によれば、今日SAVOKI(趙嘉敏 Zhào Jiā Mǐn チャオ・チャーミン あだ名: SAVOKI SNH48 Team SII
 SNH48 1期生
 1998/07/22広東省深セン市生まれ
チャオ・チャーミン)はマイクロバスを降りるときに脚をひねってしまったらしく、ずっとアイちゃん(陳觀慧 Chén Guān Huì チェン・グァンフェイ あだ名: シャオアイ SNH48 Team SII
 SNH48 1期生
 1993/08/28広東省湛江市生まれ
チェン・グァンフェイ)がSAVOKIの腰を抱きかかえながら歩いていた。
アイちゃん(陳觀慧 Chén Guān Huì チェン・グァンフェイ あだ名: シャオアイ SNH48 Team SII
 SNH48 1期生
 1993/08/28広東省湛江市生まれ
チェン・グァンフェイ)は入団したばかりの頃、張馨方 Zhāng Xīn Fāng チャン・シンファン あだ名: シャオシン(退団済み) SNH48 Team
 SNH48 1期生
 生まれ
(だったと思う)が熱を出した時も看病のためにレッスンを休んだり、とにかく面倒見のよい、真面目な人だ。
レンレン(吳哲晗 Wú Zhé Hán ウ・チューハン あだ名: レンレン SNH48 Team SII
 SNH48 1期生
 1995/08/26浙江省嘉興市生まれ
)は冗談に言うほど、背の高さは目立たなかった。ドンちゃん(董芷依 Dǒng Zhǐ Yī ドン・チーイー あだ名: ドンちゃん(退団済み) SNH48 Team
 SNH48 1期生
 生まれ
ドン・チーイー)の顔をはっきり見られなかったのはやや残念。
帰りはSNH48支配人の白叔に、後ろから呼びかけたら振り返って笑顔で答えてくれた。印象の良い人だった。
SNH48が現地で運営を軌道に乗せるのは、日本の中堅企業が中国に支社を出して、日本流の営業を軌道に乗せるのと同じくらい難しいと思われる。
しかも主役は十代がほとんどの少女たちで、事業領域は一般的な事業とは異質な芸能界。
上海支社を創設して、たった8か月で、日本本社と同じレベルの組織運営や企業統治、広報、政府当局などとの対外折衝を完璧に実行するなど、とうてい無理なことだ。
今朝、『COOL軽音楽』編集長の中国ツイッターでの長文ツイートを日本語に試訳したが、彼女は明らかに失望するのが早すぎる。
ふつうのビジネスでさえ、例えば日本に本社のある小売店が、上海に出店することを考えても、たった8か月で日本式の店舗運営を完全に軌道に乗せるのは容易ではない。
本社側の業務手順が標準化・明文化されており、本社の優秀な従業員を交代で上海に派遣する必要があるだろう。
AKB48の運営会社は、山本学氏以外の誰を定期的に上海に派遣しただろうか。SNH48メンバーのダンスや歌のレベルを上げるために、講師を定期的に上海に派遣しただろうか。
AKB48の運営会社は、単なるタレント事務所ではなく、AKB48系グループというエンタテインメントの「エコシステム」全体を運営する事業会社である。
例えれば、映画企画からテーマパーク運営や版権管理までやるディズニーのような企業体なのだ。
だから、上海に支店を作って「はい、後は独力で何とかしてね」では、まともな海外事業展開とは言えない。
日本のAKB48系グループのメンバーたちが、安心して舞台上で個性を発揮できるのは、日本の運営が何とか事業会社の体をなしているからだろう。
その基礎となるオペレーション部分を最初に上海に定着させないで、SNH48一期生が安心してレッスンに打ち込めるはずがない。
結成8か月の今ごろになって、SNH48一期生の6人だけが来日し、初めてAKB48劇場で公演を見るなど、研修プログラムの設計が悪すぎる。
グローバルで業務手順を標準化せず、新規進出国の現地社員に無駄な試行錯誤をさせるのは、日本企業特有の非効率的な「精神主義」以外の何物でもない。
日本のAKB48の運営は、想像にすぎないが、おそらく大半が「精神主義」的な体育会系のはずだ。
しかしSNH48の運営は、支配人の白叔も含めて、もともと日本の若者文化に心酔していたり、大学で日本語を学んでいる中国のエリートである。
体育会系の「精神主義」で現地スタッフに、基本的な日常業務の業務手順のレベルで無駄な試行錯誤をさせていることを、日本のAKB48の運営は、グローバル企業にあるまじき非効率性として恥じて、改善すべきだろう。
ちょっとムダな論評を書きすぎたようで、申し訳ありません。