上海SNH48チームHII八期生ウェンウェン(文文)のエッセー「72億の人類が孤独の中で”それ”を探している」

上海SNH48八期生チームHII ウェンウェン(文文 Wén Wén( ウェン・ウェン) SNH48 Team HII
 SNH48 8期生
 05/31重慶生まれ
:本名は鄒文文 Wén Wén( ウェン・ウェン) SNH48 Team HII
 SNH48 8期生
 05/31重慶生まれ
)が2017/07/19 13:09に中国ツイッター(新浪微博)に長文エッセーを書いていたので、日本語試訳。

彼女はものすごい歌唱力がある実力派だけれど、チームHII公演では控えめに行動するだけの分別がある人。

年齢が高めということもあるが、アイドルとしてポジティブなメッセージを伝えられる八期生もちゃんといます、ということで。

原文はこちら

72億の人類は孤独の中でそれを探している

Jolinの歌詞の中に次のようにあったのを覚えている:私の鏡の中彼女、見知らぬ人のような顔、どちらの私が本当なのか偽物なのか、私は他人の愛で、存在を定義し生命の空白を恐れている。

私たちは72億6231万人(2016年の数値)はみんな生活の中で自分の存在意義を探し求めている。いわゆる存在意義のためにいつも孤独の中に生きるけれど、私たちの言う存在意義はもしかすると「人に認められること」「人に優秀だと評判されること」等々かもしれない。私もそれを探し求めているところ。

自分の存在意義を疑うのは必然のプロセスだ。ずっと自分の存在意義探し求めている。1万分の1人しか本当の自分の存在意義を分からない、もっと少ないかもしれない。

人生というこの道で、あなたは喜怒哀楽をすべて味わい、生老病死を流転するだろう。すべてはやって来て、すべたは去っていき、すべてはまた戻ってくる。

私が聞いた中でいちばんうれしくて、いちばん悲しい言葉は、「すべては過ぎていく」。そう、すべては過ぎていくもの。どんなに悲痛なことでも一時のことにすぎない。でも同時に楽しいことも一時のことになってしまう。

かつて私は一日中その答えを探し求めた。

(私は どんなニセの女子なんだろう)

(出発前はいつも自分の身の回りを掃除し出して止まらなくなる)

出発前の掃除が終わると、自分の生活の写真を撮ることも意義のあることだと思える。

生活は自分自身で精緻にすべきもの。そうすれば自分はきっと良い日を過ごせる。

(毎日これにつかまっているけれど、じっくり見てみることを忘れている)

医者からの帰りに地下鉄に乗って、自分が行きたい街に急いで向かう。孤独に一人で歩いていると、地下鉄の中のつり革たちもまた違った味わいがある。

孤独は長い人生で必ず通る一筋の道。

地下鉄でミニオンに出会った。最初の反応はミニオンってすごく萌える、すごく可愛い。でもミニオンの横にいる背の高い人形も面白い。誰がいっしょに置いたんだろう。その人はきっと想像力豊かな人に違いない。以前は可愛いものがこんなにたくさん自分の身のまわりにあるなんて気づかなかった。

可愛く美しい物事はいたるところに見つかる。惜しいのは自分にそれを見つける能力がないということ。

(歩いているとお腹が空っぽになった)

歩いて歩いてお腹が空っぽになったので、ファミリーマートでチキンライスを食べる。ファミリーマートの食べ物がおいしいと初めて気づいた。

お腹がすくと目の前の食べ物はなんでもこの世の美食になる。

「本店でお買上げのたくさんのお客様に、その後大きな効果がありました。恋愛は成功し、契約がとれ、ボーナスは倍になり、出世し、ものすごい幸運にめぐまれ、思ったことが実現しました」

(片隅に書かれたおもしろい言葉も、いつもは人の気にも留まらないかもしれない)

食べながら不意にすこし視線を上げると、この可愛い言葉が目に入った。この言葉を思いついた人はきっと天真爛漫な人に違いないと心のなかで思った。私は口をゆがめてバカ笑いし、生活の中にはどこにでもサプライズがあり、本当にどこでもサプライズに出会えるんだと思った。ただ自分の手もとのことばかりに忙殺され、自分の生活を美しくすることも存在意義だということを忘れているだけ。

(ごく普通の交差点もじっくり見てみれば独特の味わいがある)

私はひとりで交差点を歩く。蒸し暑いけれど、ときどきかすかな風が吹いてくる。私は病院の検査報告書といろんな塗り薬や漢方薬を持ちながら、ひきつづき自分の答えを探し求めている。

(にぎやかな繁華街のユニークな風景:「大众书局」)

本屋を見つけて、思わず吸いよせられた。赤信号が青になるのを待つ。そのあいだ中、心の中はとても静か。一歩一歩歩いて、ゆっくりと、ゆっくりと、まるで時間がすべて静止するかのように。

(決しておいしくない一杯のお茶。でもメンツを立ててあげるために飲まなきゃ)

座って初めてテーブルの上に「ここでは飲み物をご注文下さい」と大事なことが書いてあった。困り果ててしまった。だってここで飲み物を買いたくなかったから。でもわざわざ立ち上がって出ていく意味もないので、わざとらしいそぶりで一杯のレモンティーを買うしかない。レモンティーを受けとって、飲んでみたとき内心驚きを禁じ得なかった。見た目がきれいなのはきれいだけど、ものすごく苦いし酸っぱいし、本当に口に合わない。

だから合う合わないは、誰よりも自分がはっきり分かっているんだって。

(一冊の心理学書)

座って落ち着いて自分の読みたい本を探す。本の中から自分がほしい答えを探す。この『自信向左,自卑向右(自身は右に、卑屈は左に:ナルシシズム再考 クレイグ・マルキン著)』が私を引きつけた理由は、このタイトルを見た瞬間、一時期拝読していた高銘先生のあの本『天才在左,瘋子在右(天才は右に、気違いは左に)』のことを思い出したから。二冊の本は別のお話だけれど、それぞれ独特のスタイルがあり、独特の考え方があり、どちらも好きだ。

書物の中に黄金の家があり、書物の中に美女がいる。書物を愛する人は自然とその道理を理解する。

(行き来する自動車、私は耐えられえないほどちっぽけな存在)

最後に、この文章を読んでくれた全ての人に、この写真をしっかり覚えてほしい。行き来する自動車は人類をとてもちっぽけなものにしてしまう。存在意義はどこにあるの?すべては心の中にしかない。心の扉を開いて自分自身と少し対話して、あるいは自分の魂を持って世界各地を旅行して、それらの真相を探し求めに行こうよ。

表面的なすべてのことのために内心の奥底にある自分自身を軽視してはいけない。あなたの存在意義はあなたがどんな生活を送りたいか?次第。

人生にムダな道などない。一歩一歩に価値がある――映画『ラサへの歩き方~祈りの2400km』

受け入れる。対面する。理解する。その後は気にしない。