上海東方衛星TVの人気番組『金星ショー』で広州GNZ48のグダグダ『私と私の祖国』がメッタ斬りに!

少し前になるが、中国の建国記念日的な国慶節の大型連休のとき、広州GNZ48チームNIIIが『私と私の祖国』(1985年)という中国人ならきっと誰でも知っている歌を、国慶節特別公演でグダグダに歌ってしまった件。

この歌はあくまで祖国を称える歌であって、共産党や社会主義革命の成功を称える歌ではないので、そこだけは誤解のないように。

このブログでは、一般の中国人はじっさいには国慶節といっても、日本人より愛国心がゆるくて、日本人より個人主義的だということの事例として、このグダグダ『私と私の祖国』を取り上げた。

何とその後、SNH48の地元で、SNH48が何度も出演している上海東方衛星テレビで、人気トーク番組の『金星ショー』の質問コーナーで、この広州GNZ48のグダグダ『私と私の祖国』が取り上げられた。

その2016/10/19放送回全編を見たい方はこちらの上海東方衛星テレビ公式チャンネルの『金星ショー』2016/10/19から見られる。

いつもながら金星(男性から女声に性転換した中国の現代舞踏家)のトークは冴えているし、沈南との息もぴったりで面白い。

この放送回から広州GNZ48が登場する部分だけを切り出したのが下の動画。

金星が視聴者からの質問に答えるコーナー。

視聴者からの質問は以下のとおり。

「先日、ある女性グループがライブで『私と私の祖国』を歌いました。その結果歌詞は忘れるし音は外すしで、ネットでは聴き終わった後、この『私と私の祖国』には思わず耳をふさぎたくなったと。金姉さん、このクオリティーの低いパフォーマンスをどう思いますか?」

以下、金星と沈南のやりとりを日本語試訳する。

ちなみにこの男性司会者・沈南はSNH48のリアリティーショー『国民美少女』の司会を担当してもらっていたので、SNH48グループとは浅からぬ関係にある。おそらくこの「女性グループ」が広州GNZ48で、SNH48の姉妹グループということも知っているはずだ。

また、ご承知のように金星も深セン衛星TVの『極速前進』という番組で、SNH48二期生テテちゃん(黃婷婷 Huáng Tíng Tíng フアン・ティンティン あだ名: テテちゃん SNH48 Team NII
 SNH48 2期生
 1992/09/08江蘇省南京市生まれ
)、スリー(孫芮 Sūn Ruì スン・ルェイ あだ名: スリー SNH48 Team SII
 SNH48 2期生
 1995/07/29ハルピン市生まれ
)と共演している他、過去に何度かSNH48との共演がある。


金星「本当にそんなにヒドかったの?」
沈南「見てみて下さい」
金星「じゃあ映像を流して。見てみましょう」

(広州GNZ48の『私と私の祖国』の映像。放送上は星夢劇院の「GNZ48 THEATER」の文字やGNZ48のロゴにぼかしが入っている)

沈南「早く止めて。つらい、泣きたい!」
金星「この沈南くんのような音痴でも耐えられないって。
これは並の音の外し方じゃないわね。
この音の外し方は広州からハルピンまで外れたみたい。

(訳注:ここで金星が「広州」に言及していることから、収録現場ではGNZ48が広州のグループであることを観客も知った上でのコメントと思われる)

沈南「でもいいですよ。調があることはわかりましたから。つらい調です。称して”つらい調”」
金星「あなたたちはアイドルグループとして、定番曲を改編して新たに創作するのはいいわ。
でも練習し終えてから歌ってくれないかしら。
こんな厳粛な曲を笑い話にして歌っちゃダメ。
金姉さんが今から言うことは、お嬢さんたちにはちょっと重いかもしれない。
でもあなたが可愛こぶったり、顔で売ったりしていても
舞台や観客に申し訳が立つようにしなさい。
自分たちが歌う曲にも申し訳が立つようにしなさい。
最低限の敬意を保ちなさい。
そうでないと、ネットの厳しい目で見られるだけじゃなくて
自分たちの名前もダメにしてしまうことになるわよ。」


最後のお説教の部分に、穏やかなBGMがかぶせられているところに、上海東方衛星テレビの制作チームと、金星のSNH48グループに対する、大人としての寛容さが感じられる。

こういうところが、金星がかなりの毒舌家だけれども、テレビの視聴者から愛され、尊敬されている理由だと思う。

ということで、金星姉さんはとってもいい人、というお話でした(なんじゃそりゃ~)