SNH48第三回総選挙TOP16シングル『プリンセス・クローク(公主披風)』音源公開:JJ Lin制作、ビヨンセ、ジャスティン・ビーバーの編曲チーム

SNH48第三回総選挙TOP16のオリジナル曲『プリンセス・クローク(公主披風)』のフル音源が公開された。「クローク」はマント、ケープの意味。

SNH48『プリンセス・クローク(公主披風)』

プロデュースは中華圏で人気のシンガポール出身の男性歌手JJ Lin(林俊傑)。

編曲・ミックスはビヨンセ、ジャスティン・ビーバーの編曲やプロデュースを手がける米国の制作チームが担当とのこと。

今回の第三回総選挙EPは、このマイナー・コードのEDMがメイン曲ということで、たぶん人によって好みは分かれると思う。

ここから先は純粋に個人的な感想なので、読みたくない方はスキップして下さい。

個人的には1980年代のビルボート・チャート曲のような、こういうバックトラックがスカスカの電子音楽は、当時は新鮮だったけれど、いま聴いておもしろい編曲ではない。

それからJJ Linの楽曲に、このEDMの単純なリズムパターン、単純なピアノの分散和音パターンなど、ループの組合せによる編曲は、合っていないんじゃないかと思った。

JJ Linの曲なら、ループはなくしてC-POPっぽく思いっきり楽器の数を少なくするか、ストリングスをたっぷり使ってもっと空間的な広がりのある雄大なアレンジにするか、どちらかが良かったのではないか。

また、この曲は北京BEJ48の『元気覚醒』のサビの「拍拍手」のような「フック」がどこにもない。サビのメロディーから始まっているけれど、マイナー・コードのメロディーがちょっと美しすぎて、引っかかりがないので、洗脳曲にもなっていない。

なので、どの方向を狙っている曲なのか、はっきりしない。

くり返し聴くと洗脳されて、自然と口ずさんでしまう曲を狙っているのか、美しいメロディーに思いっきり感情がゆさぶられる曲を狙っているのか(明らかにそうではない)、理屈なく楽しんでバカ騒ぎできる曲を狙っているのか(明らかにそうではない)、いまいちよく分からない中途半端さがある。

この種のEDMなら、Perfumeやきゃりーぱみゅぱみゅのプロデュースをしている田中ヤスタカの方が、まだ「フック」のある編曲ができるんじゃないかと思った。

SNH48グループの全曲オリジナルEPのメイン曲は、いつも「どうしてこの曲をわざわざメインにするの」的なモヤッとした感じを残す。他の曲はまだ公開されていないけれど。